卒業生の活躍
2016.08.25|最終更新日:2021.12.10|

語学を武器にホテル業界で活躍する卒業生

語学を武器にホテル業界で活躍する卒業生
鎌田 麻実
ホテル ザ・マンハッタン 宿泊部 チーフ コンシェルジュ
[外国語学部 英語学科(現在の英語コミュニケーション専攻 / 英語・リベラルアーツ専攻)2006年3月卒業]
神奈川県出身。近隣の美味しいレストランを食べ歩くなど、いつでもお客様が喜ぶサービスを提供できるように日常でも心がけている。
武田 一行
ホテル ザ・マンハッタン 営業部 営業課 チーフ
[外国語学部 英語学科(現在の英語コミュニケーション専攻 / 英語・リベラルアーツ専攻)2007年3月卒業]
千葉県出身。美味しいものを求めて日本全国をドライブするのが楽しみ。3人のお子様を持つ一家の大黒柱。
目次

    鎌田さんの強い「想い」が麗澤大学進学を決めた

    55_1.jpg

    中学の頃、憧れていた先生から留学経験の話を聞いたことで「英語が話せるようになりたい」と思ってはいたのですが、英語は苦手で(笑)高校は理系の学校に進学しました。その後、大学進学を目前にいろいろな大学を検討している中、麗澤大学のオープンキャンパスに参加しました。その時、中学時代には漠然としていた「英語が話せるようになりたい」という想いが再び沸き起こり、麗澤大学でなら達成出来るのではと思うようになりました。それからは、何とか合格したくて必死に勉強し、無事に麗澤大学の外国語学部に入学することが出来ました。入学後は英語漬けの毎日を送り、自然と卒業後は英語を活かせる場所を就職先として探していました。

    55_2.jpg

    私はその中でもホテル業界を選びました。ホテルは人だけでなく、文化や習慣が集まる場所でもあるからです。特に私が勤務しているホテルは幕張という土地柄、コンベンション施設である幕張メッセなどが隣接している関係上、様々なお客様が海外からもいらっしゃいます。ビジネス目的の方も多いですし、観光目的のお客様ももちろんいらっしゃいます。目的に合わせたサービスを、宿泊されるお客様に最高の環境でご提供するためにも「英語」は無くてはならないコミュニケーションツールのひとつなのです。

    私はコンシェルジュとして、お客様に近隣のレストラン情報やお買い物施設などをご紹介することが多々あります。語学だけでなく、文化や土地勘、食についてなど幅広い知識が求められ、学生時代に憧れていた仕事と言え、簡単なものではありませんでした。

    もともと幕張という地域に詳しいわけではなかったので、休みの日にも楽しみつつ、周辺のレストラン等をまわり、自分の言葉でお勧めスポットをご案内できるように心がけました。実は意外とお客様のほうが穴場のスポットなどをご存知で「どこにあるの?実際どう?」など聞かれることがあります。ピンポイントでお客様の期待にこたえられたときは実感も大きく、コンシェルジュとしてやりがいを感じます。「頑張ってよかった!」と思える瞬間ですね。お客様とコミュニケーションを図り、求められているサービスをご提供することで信頼関係が生まれます。数あるホテルの中から、当ホテルをお選びいただき、リピーターとして再びお泊りいただけた時は「この仕事をしていて本当に良かった」と感じます。

    数多くの海外経験から武田さんが学んだこと

    55_3.jpg

    小学生の頃、地元の英語クラブに所属し、カリキュラムの一環として中国へと留学。その後、中学ではアメリカ、高校ではカナダへと留学したことで、世界を知ることができました。私は海外への留学をきっかけに「英語をしっかりと学べる環境」を求めて麗澤大学に入学したのですが、英語が使えることは見聞を広げるだけでなく、人としての幅「人間力」を広げることにも役立ち、現在の仕事でも大きな武器になっていることは間違いありません。

    ホテルでの仕事は本当に多岐に渡り、色々な場面でお客様と触れ合うことになります。そこで、お客様のご要望にお応えするサービスをご提供するためにも、コミュニケーションを図ることは非常に重要で、特に英語を初めとした外国語でお客様と直接会話をし、意思疎通がとれることも大きなポイントです。

    55_4.jpg

    マニュアル通りの対応ではお客様は満足していただけません。一人ひとりに合わせたオーダーメイドのサービスをご提供するためにも、常にコミュニケーション能力を磨き続けることも大切だと考えています。大げさに聞こえるかもしれませんが、外国のお客様にとって日本は異国の地。なかなか自宅のようにくつろいでいただくことは難しいかもしれません。ホテルに戻った時だけでもまるで自宅の居心地良さを感じていただきたい。

    そのためには、お客様の母国語でコミュニケーションをとることは非常に重要なのです。麗澤大学で学んだ英語が世界中から訪れるお客様と私を繋ぐきっかけとなり、心のこもったサービスによって日本を好きになって頂ければこの上なく幸せですね。私たちのサービスによりお客様に喜んでいただき、日本という国に興味を持っていただく...。大げさかもしれませんが、それが私たちにできる国際貢献への第一歩なのかもしれません。

    大学選びの際に大切なこととは

    55_5.jpg

    大学選びは人生にとって大きな岐路になると思いますが、大学に入学することはゴールではなくスタートです。大学で何を学び、更に学んだことを"どう活かすか"が重要です。語学を身に付けるにしても英語、ドイツ語、中国語など様々な選択肢があるかと思います。自分の将来をしっかりと考えることで、選択肢を絞ることができます。

    そして学んだ語学を有効なツールとして活かすためにも、大学の4年間であなた自身の人間力を育てることが重要だと思います。社会は全て人と人が交わり、より良い関係性を作ることが求められます。国際人を目指すのであれば、他国の文化や習慣、国民性を学ぶこと、そして自分自身が世界で通用するように内面から鍛えていくことが重要ではないでしょうか。(鎌田)

    55_6.jpg

    大学選びで頭を悩ませている高校生も多いと思いますが、麗澤大学は留学のケアをしっかりとしてくれるので、自分の将来へ投資する意味でも注目して欲しいですね。私もありがたいことに数多くの国へ留学させてもらいましたが、インターネットやテレビで見る世界とは違い、実際に自分の目で見る世界はとても刺激的です。多言語を使用する環境に身を置くことは、自分を成長させる意味でも重要になり「留学する」という勇気を奮い立たせることで、人生は大きく変わってきます。その貴重な経験は、社会人になった時に大きく役立つことを忘れないでください。高校生の皆さんは今、大きな岐路に立っています。自分の未来に対して後悔することのない"最良の選択"を目指してください。(武田)

    SNSでこの記事をシェア