学生の活躍・課外活動
2017.11.16|最終更新日:2021.12.10|

留学先で、先生に「ありがとう!」って言いたくなりました(笑)

留学先で、先生に「ありがとう!」って言いたくなりました(笑)
後藤 沙樹
経済学部 経営学科 国際ビジネスコース
(現在の国際学部 グローバルビジネス専攻)2019年3月卒業
星野高等学校より麗澤大学に進学。2歳から6歳までをドイツで過ごした経験から、ヨーロッパの文化に興味を持つ。在学中に留学したオランダに魅了されたことをきっかけに、もっとヨーロッパを旅行するのが夢。
目次

    英語で経済・経営を学べる!

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    麗澤大学のことは、高校で配られた大学案内を見て知りました。外国語学部に興味があってオープンキャンパスに行ったのですが、高校では簿記やパソコンの資格も取得していたので、経済学部の先輩のお話も聴いてみたんです。「麗澤大学の経済学部なら、経済・経営を学べるだけでなく、ビジネスに通用する英語も習得できるよ」という説明に、それなら「高校で身につけたスキルを更に伸ばしながら、学びたい英語もできる!一石二鳥だな」と。また、私は幼少期にドイツに住んでいたこともあり、ヨーロッパの文化に非常に興味を持っており「ヨーロッパへ留学したい!」とも思っていました。

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    麗澤大学の経済学部はオランダに提携校があることもとても魅力的でした。いざ入学してみると、最初の授業からいきなり英語で行われ驚きました。しかも、周りには留学経験者やインターナショナルスクール出身の人も多く、既に英語力に差がありました。普通科高校出身の私は「ついていけないかもしれない」と自信を失いかけました。でもその時思ったのです。「日本の大学の英語の授業についていけなくて、留学先でついていけるわけがない。ここで頑張らないでどうするのか!」と。

    自分で自分の気持ちを奮い立たせ、一生懸命頑張りました。当時、国際ビジネスコースのクラス担任だった高巌先生からも「大丈夫だよ!」と励ましてもらい、今まで頑張ってきました。

    大変な授業を乗り越えたからこそ、留学先でもついていけた

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    正直、授業は大変です。でもとても実践的で、楽しいんです。例えば、1年次で受けた「経営学概論」。英語のテキストを和訳して資料にまとめ、プレゼンテーションをするという授業で、内容そのものが難しい上に、英語を理解して日本語に訳すのは簡単ではありませんでした。担当教員の中野千秋先生が「訳はこうした方がもっと良くなるよ」と具体的に、わかりやすく、そして何より温かく指導してくださるので「次はもっと頑張ろう!」と思えるのです。この授業のおかげで留学先のマーケティングのクラスでは、他の留学生が悪戦苦闘する中、私はテストも比較的簡単にクリアできるほどの力がつきました。

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    先生が「今は大変でも、留学先できっと私にありがとう!って言いたくなるよ」と仰っていたのは本当でした(笑)。中野先生には感謝してもしきれません。また、1年次の夏休みに、堀内一史先生がTOEFL®、TOEIC®対策の特別授業をしてくださったのも留学先でとても力になりました。TOEFL®、TOEIC®は自己流の勉強では成果が出にくいのですが、この授業のおかげで点数もアップ。こうした授業や先生方のサポートのおかげで、入学当初は一つ一つ辞書を引いていた英単語も2年次には専門用語を調べるだけで済むようになり、先生が話す英語も難なく聞き取れるまでにスキルアップできました。大変な授業を乗り越えたからこそ、留学先の授業にもついていけたと思います。

    留学で苦手な英語のスピーキングを克服!

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    念願のヨーロッパ留学に旅立ったのは、2年次の8月。留学先はオランダのフォンティス応用科学大学です。「オランダで英語?」とよく聞かれるのですが、オランダでは公用語のオランダ語の他に英語が日常的に使用されていて、英語圏とほとんど変わらない環境です。大学では、英語をメインに、ヨーロッパの文化や経営も学べるコースを選択しました。

    特に大きな成果を得られたのは、サラ先生の英語の授業。スピーキングに特化したユニークな授業で、授業中、先生が話すことはほとんどなく、電話での応対や母国の文化などをテーマに学生同士が実際に会話をしてスピーキング力を高めることができました。日本ではこんなに英語を話す機会はなかったし、苦手意識もあって自分からはなかなか話せなかったけれど、サラ先生に「どんどん話して!」「大丈夫よ!」と背中を押されたことで「間違ってもいい、話そう!」と積極的に話せるようになり、スピーキング力が飛躍的に伸びたのを感じました。

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    ヨーロッパは国が隣接しているので、留学中に合計14カ国を旅行しました。今はインターネットであらゆる情報を入手でき、たくさんの写真などでその国を知ることができますが、実際にその国を訪れるからこそわかること、感じることがたくさんあります。たくさんの国を見て回り、日本にいては決してできない貴重な経験をできたのも、留学して良かったことの一つです。ただ、留学中の一番の思い出は毎週のように、中国人や韓国人留学生の寮仲間と手料理を持ち寄り過ごした日々のこと。特別なことではありませんが、振り返ってみるととても貴重な時間でした。留学を通して各国に友人ができ、世界が身近に感じられるようになりました。

    海外に出ると、何年も勉強してきたはずの英語力、特にスピーキング力の弱さを痛感すると思います。スピーキング力アップのためには、まず基礎を徹底することが大切だと思っています。基礎がしっかりと身についていれば、簡単な英会話が成立し、そこから徐々にレベルアップしていけるからです。

    英語を話せたら、世界中の人達とコミュニケーションができて自分自身の世界が広がります。その楽しさ、豊かさを、これから大学で英語を学ぶ高校生の皆さんにも是非、体験してもらいたいです!

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