【前編】大学生活は"一生懸命やったもん勝ち"
人生を変える恩師と出会えた麗澤大学

2021年の春に麗澤大学を卒業した太田さん。実は、麗澤大学への進学は第一志望ではありませんでした。しかし、入学後は授業内で教員をサポートするTA(ティーチング・アシスタント)や、高校生のビジネスコンテストをサポートするメンターとしても活躍するなど、大学生活の4年間を満喫しました。そして、人をサポートすることを通じて感じた自身の成長を振り返りました。

趣味はフラリッシュ(カーディストリー)と呼ばれるトランプを用いた曲芸的な技。
※取材時、4年次生
高校生のサポートは自分自身も成長できる機会となった
今回のコンテストのテーマである「SDGs」とは2015年に国連サミットで採択された、持続可能でより良い世界を目指す国際目標のことで、17のゴールから構成されます。いずれのゴールも挑戦的で難しいものですが、私が担当した麗澤瑞浪高校2年生のメンバー3人は、SDGsについてはすでに知っていたようで、社会的使命感や熱い思いを持ってコンテストに臨んでいました。
何よりも大切にしたのは「参加して良かった」と思ってもらうこと
サポートをする高校生メンバーの3人に期限内に少しでも良いものを作ってもらえるよう、事前に資料を作ってわかりやすく伝えたり、毎回、私から宿題を出して、ミーティング後に取り組んでもらうなど、色々工夫して進めました。
ファシリテーターですから、具体的なアイデアを出すわけにはいきませんが、熱が入るとつい私も「こうしたほうがいいのでは?」と口をはさみたくなります。そこを我慢して、彼らが意見やアイデアを出しやすくなるような雰囲気を作るよう心がけました。そして何よりも大切にしたかったのが、高校生たちが「参加して良かった」と思えること。
思いが「伝わっていた」ことが、何よりも嬉しかった
彼らの話を聞いていると、アイデアや発想がすごく柔軟でおもしろい。大学で専門的なことを学ぶと、「これは実際にプランにすると難しそうだな」と現実的に考えることも多くなり、発言することを躊躇してしまうこともありますが、彼らは「こうすればいいんじゃない?」と色んなアイデアをどんどん発言していく。