
新型コロナウイルスに世界中が困惑している中、麗澤大学に入学した鵜澤さん。オンライン授業など、イメージしていた大学生活との違いに悩んだ時期もありましたが、気持ちを切り換えるきっかけになったのが「麗澤大学SDGsフォーラム2020」でのボランティアでした。

※取材時、1年次生
学生一人ひとりに寄り添ってくれる先生のおかげで、コロナ禍でも安心できました
些細なことだと思いますが、そういう心遣いが慣れないオンライン授業の時にはとても嬉しかったです。あとは、教えることや幅広い教養を身につけることに対して、意欲的な先生ばかりであるのも麗澤大学の特長だと思います。先生の熱意に引っ張られて自分の学びに対するモチベーションも自然と上がり、この1年、オンライン授業に対しても前向きに頑張れたと思います。
「何かしたい」一歩踏み出し、フォーラム運営スタッフに挑戦
また同時に開催された麗澤大学生によるSDGs学生プレゼンコンテストにもボランティアとして参加し、発言する機会をいただきました。このボランティアに参加することで、「1年間何もできなかった」というマイナスな気持ちが変われば、達成感も得られるかもしれない、そう思い参加することを決めました。実は、私は高校3年生の時から浪人時代の2年間を含む計3年間、大学の腕章をつけて活動をしている学生スタッフにずっと憧れていました。私もいつかどこかの大学の名前が入った腕章をつけて活動したい!と(笑)。そんなちょっとした憧れもあって、このボランティアは絶好のチャンス。
この大変な状況を、経験に変えて成長したい
私はアニメや漫画が大好きで、絵を描くことも好きです。ですからこれまでは、将来はアニメ制作会社で働いたり、イラストレーターのような絵に関わる仕事がしたいと考えていました。もちろん、今でもその気持ちは変わっていません。しかし、国際学部で1年間学んでみて、自分の知らないことを知ることで、新たな目標を見つけることができるようにもなりました。
そして大事な青春を奪われた痛みを知っているからこそ、他人の痛みにも目を向けられる人になってほしい。私も最初は、「想像していた学生生活ができない」という気持ちが大きかったのですが、今はこの1年、決して無駄ではなかったと思えるようになりました。無駄にしたくなかったとも言えますが、新しい授業の形や、これまでとは違う人とのコミュニケーションにも慣れることができました。