編集部
2022.03.22|最終更新日:2022.05.26|

ドイツ留学が人気!おすすめの理由と魅力やメリットを徹底解説

ドイツ留学が人気!おすすめの理由と魅力やメリットを徹底解説

【麗澤大学外国語学部 草本 晶 教授 監修】留学先に悩んでいる人、ドイツに興味があってドイツの大学に留学したいと思っている人はいませんか?今回は人気の留学先ドイツにスポットライトを当てて、皆さんにドイツ留学の魅力やおすすめの理由を徹底解説します!

目次

    このページを開いた皆さんは、ヨーロッパの国に興味がある、ドイツ語を専攻したい、将来ドイツに移住してみたいなど思っている人が多いと思います。ドイツといえば、お城や町並み、クラシック⾳楽やサッカー、東⻄ドイツとベルリンの壁、環境意識の高さなど、気になるキーワードはたくさんあります。

    ドイツの⽂化や社会を理解するためにはドイツ語を学び、留学することが一番の近道です。

    将来ヨーロッパで活躍したい皆さんに、今回はドイツ語・ヨーロッパ専攻があり、35年に及ぶ留学実績のある麗澤(れいたく)大学が、皆さんにドイツの魅力をお伝えします!ぜひヨーロッパへ⼀緒に⾶び出しましょう!

    ドイツ留学の魅力とメリット

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    英語圏に並んでドイツ留学が人気の理由は、ドイツの魅力とメリットの多さにあります。具体的にどんな魅力やメリットがあるのか見てみましょう!

    ①ドイツは比較的治安が良く安心できる

    ドイツ留学や移住を考えている皆さんは、まずはじめにドイツ現地の治安がどうなのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

    結論から言うと、ドイツはヨーロッパの中でも比較的治安がよいといわれており、留学先として安心して選ぶことができます。

    学校に通ったり、買い物やお出かけをしたり、普段の生活を送るうえで恐怖や危険を感じることはほとんどないでしょう。とはいえ、滅多にないですが外国人に絡んでくる人も。日本から来た場合は明らかに外国人であることはわかるので、酔って大声で騒いでいる集団を見かけたりしたら、避けるのが賢明です。また日本と比べるとスリやひったくり、置き引きなどは多いため、まずは自分の身を守ること、基本的な危機管理はしっかり徹底して過ごすようにしましょう。

    ②ドイツの学費や物価は安い!

    ドイツでは、「誰もが高等教育を受ける権利を持つ」という考えから大学の学費はなんと無料!学期ごとに大学登録料や保険にお金はかかりますが、数万円で済むことが多いです。

    交通機関や美術館、コンサートホールは学生割引があり、学食も学生証の提示で割引されます。また生活費についてドイツの消費税は19%ですが、スーパーなどで売られている牛乳やたまご、野菜や果物などの生鮮食料品や、ドラッグストアで買える洗剤やコスメなどの日用品は日本と比べると安く、暮らしやすい物価といえます。

    家賃や光熱費は日本とあまり変わりませんが、学生は寮やWG(ウェーゲー)と呼ばれるルームシェアが一般的な居住方法として浸透しており、生活費を抑えることができます。

    自炊を中心にして、上手にやりくりをするとかなり安くドイツで生活することが可能です。

    ③ドイツは学びたいテーマがあふれている

    ドイツはEUを牽引する代表的な国です。政治・社会・環境問題など、ほかのヨーロッパ諸国と協力しながら、問題解決に積極的に関わっており、多言語、多文化を尊重し、人権を重視する姿勢を基盤としています。

    ドイツ産業については先進国(G7)の中でも二次産業が占める割合が高く、ご存知のかたも多い、ベンツやBMW、フォルクスワーゲンやアウディなどの自動車製造業がドイツの製造業全体の売上高の20%以上を占めています。

    そのほかにも再生可能エネルギー、バイオテクノロジー(コロナワクチン『ファイザー』の開発が代表的)、手工業(カッコウ時計やおもちゃなどの木工品や革製品)や食産業(ビールやワインなど)いろいろ挙げられます。

    ドイツ人の物事への真摯で真面目な態度、徹底的に議論を重ねて解決策を見つけていく考え方、成熟した市民についても学べることはたくさんあります。

    また、ベルリンを象徴するブランデンブルク門の近くにはナチスの時代に虐殺されたユダヤ人のために建てられたホロコースト記念碑が建てられており、そこを歩いているだけでも歴史の知識が浅い人でさえ当時の悲惨さを肌で感じ、過去のできごとに想いを馳せることができます。

    ドイツは学びたいテーマが溢れる大変魅力的な国なんです。

    ④歴史的な文化や芸術に触れられる

    さらに、ドイツは歴史的文化や芸術に触れることができる国です。

    ドイツはベルリンの壁やノイシュバンシュタイン城といった有名観光地だけでなく、世界遺産の数が世界で第4位の国です。世界遺産の息が止まるような美しい大聖堂や建造物、旧市街の街並みに触れ、ドイツの歴史的建造物を肌で感じることができます。

    また、芸術が人々の生活に根付いており、オーケストラの演奏やバレエ鑑賞、美術館やコンサートホールなど数も多いので気軽に立ち寄ることができ、より身近に体験することができます。クラシック音楽(三大B:バッハ、ベートーベン、ブラームス、世界一のオーケストラ:ベルリンフィルハーモニー、世界有数のコンサートホール:エルプフィルハーモニー)をはじめ、美術(ベルリン博物館島)・演劇(劇作家ブレヒト)・建築(バウハウス)、文学(ゲーテ、ヘッセ、ミヒャエル・エンデ)などの芸術や文化においても秀でており、身近に触れることができます。数千種類あるといわれるドイツパンやビール、ソーセージやシュニッツェルなどの食文化も魅力的。クリスマスマーケットやカーニバルも楽しい祭りです。

    ほかにも、ドイツはサッカーの強豪国でもあり、ブンデスリーガには、日本人選手も多く所属しています。ワールドカップやヨーロッパ選手権の時期には街中が熱気と活気で溢れお祭り騒ぎになることも。ドイツ中の人たちが応援のため街に繰り出し、サッカーファンもそうでない人も一緒に応援して楽しみます。

    ⑤ドイツ周辺のヨーロッパに気軽に行ける

    ドイツの隣国はオランダ、フランス、オーストリア、チェコ、ポーランドなど合わせて9ヵ国あり、国境での入国審査がない(シェンゲン協定)ため、気軽に1万円前後で鉄道やバス・飛行機を利用して周辺国へと行くことができます。

    近隣諸国のことを学べるだけでなく、国同士の関係やヨーロッパ全体の理解が深まり、さらに視野を広げられる楽しい旅ができるでしょう。せっかくドイツに行くなら周りの国にも旅行をすると、視野がより広がっていくのでおすすめです。

    ⑥ドイツでは自分の時間がたっぷり取れる!

    ドイツの週末は店が閉まり、コンビニもありません。また、ドイツでは30分以上かけて通学することが少ないため、自分と向き合う時間がたくさん取れます。

    ドイツ生活にも慣れ余裕ができたら、散歩、読書、自転車ツアー、バーベキュー、カフェで友達と親交を深めたり趣味に没頭したりして、お金をかけずに充実した時間を過ごすことができます。

    そしてドイツの大学には、さまざまな国から来た留学生がいます。彼らと話すことで相手の国文化やさまざまな考え方に触れることができ、自分の人生についてもじっくり考えるきっかけになるでしょう。

    ⑦ドイツでは英語もある程度通じる!

    ドイツの公用語はドイツ語ですが、ヨーロッパの経済の中心を担うドイツ人の英語レベルは高く、街中では英語表記を見かけることも多いです。はじめはドイツ語に自信がなくてもある程度は英語でコミュニケーションを取りながら生活することができます。事故や予期せぬ出来事など、突然起こるトラブルでドイツ語が分からなくても、英語で対応可能なので安心です。

    しかし、英語が通じるのはホテルや病院、観光地に近い都市部が多く、普段生活するスーパーや地元のレストランは通じないこともあります。緊急時に英語が通じると思っておきましょう。

    より充実した留学生活を送りたいなら、ドイツ語力を上げるに越したことはありません。

    ドイツ留学の方法

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    ドイツへの留学方法は大きく2つあります。

    1. 通っている日本の大学の留学制度を利用する方法
    2. 留学エージェントを利用する方法

    また、留学の種類としては主に下記の5つが挙げられます。

    1. 2〜4週間、あるいは2、3ヵ月の語学研修
    2. 半年あるいは1年間の語学留学/大学の制度を利用した交換留学
    3. 正規留学(学部、大学院)
    4. ワーキングホリデー・ビザ
    5. クロス留学(
      ※第二外国語として学んでいる言語を母語とする地域に留学し、専門言語と第二外国語の2つを同時に習得できる新しい留学スタイル。ほかの留学方法より費用がさらに安くなるメリットがあり、麗澤大学でもクロス留学が可能です。

    出願資格は日本の高校を卒業していれば、基本的には正規留学をすることが可能です。さらに、IELTSやTOEICなどの英語の検定試験や、TestDaFといったドイツ語の検定試験で大学が求めるレベルに到達していることなどが求められます。

    あわせて読みたい記事:「海外留学の種類・費用・メリットやデメリットを徹底解説!【大学留学したい高校生必見】」

    ドイツ留学の費用はどのくらい?

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    麗澤大学の例でいえば、ドイツ留学は生活費や、寮費、渡航費や保険料込みで半年~1年で約75万円~130万円くらいが必要です。(※生活費は個人差があります)学生は公共の施設の入場料が割引されたり、州内の交通機関が無料で使えたりします。

    たとえば麗澤大学とも提携しているイェーナ大学では、学生証があればチューリンゲン州のバスや電車に無料で乗れますし、学食も学生証で割引されるなど、とてもお得に生活できます。

    また、気になる医療費についてですが、ほとんどが保険でまかなわれます。ドイツの大学へ留学する際は、必ず学生用の保険に加入することが義務づけられているため問題ありませんが、語学学校への留学に関しては自分で民間の保険に加入する必要があります。そもそも歯科特約がない保険や、医療保険に入らないと大学から入学許可がおりないこともあるため、日本の大学と提携しているドイツ大学を選んだり、不安に感じる場合は遠慮なくドイツ留学のエージェントと保険について相談したりしましょう。

    麗澤大学から行くドイツ留学はしっかり医療保険もパッケージに含まれているので安心です。

    大学の学費が無料?!質の高い教育が受けることができる

    ドイツの物価でも少し触れましたが、ドイツでは国公立大学の場合、海外からの留学生でも授業料が無料もしくは格安です。

    授業料以外の納入金や管理費などは必要になりますが、アメリカやイギリスなどと比較するとかなりの費用が抑えられます。また、ドイツの大学は留学生の受け入れが多く、大学の国際化が世界で1番進んでいるともいわれています。

    質の高い教育をほぼ無料で受けることができるのはとても魅力的ですね。

    ドイツ語は事前に勉強しておくべき?

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    英語が通じるといってもドイツの大学に留学するならやはりドイツ語は勉強しておきたいところです。3ヵ月ほど学習すれば留学を始めるための力は十分つきます。日本にいる間にドイツ語の基礎、日常会話が理解できる程度まで勉強しておくと、現地でのストレスは少なくなり、気づくことや学べることも多くなり、より充実した留学生活を送ることができるでしょう。

    事前に独学やオンラインでドイツ語講座を受講することもできますが、やはり「ドイツ語を学びたい!」という同じ目標を持つ仲間たちがいる場所でドイツ語を専門的に学ぶことをおすすめします。麗澤大学の「ドイツ語・ヨーロッパ専攻」なら、留学のチャンスは限りなく大きくなります。

    麗澤大学のドイツ語・ヨーロッパ専攻はこんなところ!

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    【カリキュラム】
    グループディスカッションを中心としてプロジェクト活動を行う独自のプログラムによって、初心者であってもドイツ語にどっぷりと浸かり、ドイツ留学やインターンシップを見据えたカリキュラムが組まれています。そして4年間に渡る「日独/日欧文化比較研究プロジェクト」を通してドイツ、ヨーロッパへの理解を深め、自身の視野を広げることができます。

    【特色】
    これまでに1600人近くの学生をドイツへ送り出し、留学率90%の実績を誇る日本有数のドイツ語専攻です。留学する学生が日本に残る学生よりも多い大学は他にはありません。少人数でサポート体制も万全。教科書を使わないユニークな学びを展開しています。

    【留学プログラム】
    イェーナ大学をはじめとする6つの提携校と、長期、短期、オンラインの中から、自分にあった方法で留学をすることができます。留学から戻って来た学生は、卒業後再びドイツを目指し、現地で仕事や家族を見つける人も多いです。

    ドイツに移住!海外で活躍する麗澤卒業生

    【コミュニケーションに大切なのは言語の基礎を固めること】
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    • ■松本 成さん
      外国語学部 ドイツ語学科(現在のドイツ語・ヨーロッパ専攻)2007年3月卒業

    大学1年次の3月、短期研修で東ドイツの学生の街と言われる、Jena(イェーナ)に1ヵ月滞在しました。滞在方法はホテルや学生寮、ホームステイと自身で選ぶことができたのですが、現地のドイツ人と交流できる貴重な機会だと思い、迷わずホームステイを選択。そして初めての海外でとても緊張していた私を迎え入れてくれたのは、同年代の若い男女カップルのホストファミリーでした。想像していたホストファミリーのイメージとはかけ離れていたので初めは戸惑いもありましたが、年が近いということもありすぐに打ち解けました。これまでの1年間で習得したドイツ語力をフルに活用してコミュニケーションが取れたことで、自信にも繋がりました。

    その自信がさらに今後のドイツ語学習への活力となり、1ヵ月お世話になったホストファミリーは16年が過ぎた今でも連絡を取り合う大切な友人です。彼らにとっても私が初めてのホームステイ受け入れだったようで、その後別の学生を受け入れた際に「うまくコミュニケーションが取れなくて困った。成矢は大学入学してからの1年間で学んだドイツ語で何故あんなに会話ができたんだ!」と、あとになってから聞き、この1年間で学んだドイツ語が身についていたんだと実感できました。それと同時に、コミュニケーション能力が海外生活においていかに大切か身にしみました。

    引用:<ドイツに移住した卒業生> 【前編】ドイツに移住して7年。憧れだけでは乗り越えられない、強い意志を!

    まとめ:ドイツ留学はとっても魅力的

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    いかがでしたか?メリットたくさん、学べるテーマがとても多く魅力的な国で人気なドイツ留学。

    ドイツに興味をもった皆さんは、ぜひドイツに留学し、視野を広げ将来活躍してください!

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    あわせて読みたい記事: 海外留学の種類・費用・メリットやデメリットを徹底解説!【大学留学したい高校生必見】

    監修教員紹介

    麗澤大学外国語学部 教授 草本 晶(KUSAMOTO, Akira)

    麗澤大学外国語学部ドイツ語学科卒業後、学習院大学にて修士を取得。専門分野はドイツ語教育とドイツ文献学。教科書を使わずに、実際に使うドイツ語を学べる場を提供する学習方法に力を入れている。バラエティーに富んだ実践的なドイツ語が身につく授業は学生からも人気がある。2019年からEテレ『旅するためのドイツ語』にも講師として出演中。

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