学生の活躍・課外活動
2022.12.08

【前編】地元の茨城県を「都道府県魅力度ランキング」1位に輝かせる! いつも茨城のことで頭をいっぱいにしながら学んでいます

【前編】地元の茨城県を「都道府県魅力度ランキング」1位に輝かせる! いつも茨城のことで頭をいっぱいにしながら学んでいます

2020年4月から経済学部経済学科に新設された観光・地域創生専攻の一期生として、観光と地域振興について学んでいる金子さん。「地元の茨城県を活性化したい」という思いで麗澤大学に入学し、夢に向かって前進しています。前編では、金子さんが麗澤大学を選んだ理由と、専攻での学びについてお話を伺います。

金子 実央
経済学部 経済学科 観光・地域創生専攻 2020年入学
茨城県出身。中学、高校時代は吹奏楽部に所属し、高校では吹奏楽コンクール全国大会出場を果たす。大学ではオープンキャンパスの学生アドバイザーとしても活躍。食べ物が好きで、輸入食品店でアルバイト中。
目次

    新しいこと、不可能と思えることにもチャレンジしたい!

    私は新しいことや、「ちょっと無謀かも?!」ということもやってみたくなる、チャレンジャーな性格だと思います。できなかったことができるようになった時の達成感が好きなのです。

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    • 「観光・地域創生専攻」を選んだのは、観光や地域振興について学び、地元の茨城県を盛り上げたいという思いからでした。茨城県はここ数年「都道府県魅力度ランキング」で最下位になり続けていましたが、茨城県で生まれ育った私からすれば、食べ物はおいしいし、有名な観光地も多いなど、素敵なところがたくさんあります。茨城県の魅力を発信し続けることで、いつか、魅力度ランキング1位に輝かせたい―。そんな大きな夢を持ち、茨城県のことでいつも頭をいっぱいにしながら、日々学んでいます。

    オープンキャンパスで活き活きと輝く学生の姿に憧れ

    麗澤大学のことは、高校の先生や麗澤大学に進学した先輩方から「小規模で先生との距離が近くて、親身に向き合ってくれる大学だよ」と聞いていて、興味がありました。私が通っていた小学校は、全校生徒50人、クラスメイトがわずか9人の小さな学校で、先生がとても身近な存在でした。その分、個々への教育が手厚く、先生と親しくなって何でも相談することができる環境でした。中学校と高校は生徒の数が多く、先生との距離が遠くなってしまったのを寂しく感じていたので、大学は小規模な環境が良いなと思っていました。

    • 最後の決め手となったのはオープンキャンパスでした。麗澤大学生の活き活きと輝く姿に、心を動かされました。キャンパスを歩いていると、オープンキャンパスの学生アドバイザーの方々が積極的に話しかけてくれて意欲を感じましたし、相談すれば親身に話を聞いてくれる優しさにも感動しました。明るくポジティブな先輩方の姿から楽しいキャンパスライフのイメージが膨らみ、その日のうちに「ここだ」と直感で決めました。

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    実在する地域課題への企画立案。1年次から実践的な取り組みに挑戦

    観光・地域創生専攻は、観光業や地域の課題解決のための企画を考えたり、グループワークやディスカッションをしたりと、学生が主体となって学ぶアクティブ・ラーニング型の授業が充実しています。中でも私が好きなのは、地域課題の解決に向け企画を立てる授業です。「地域にこんな施設、サービスがあったら良いな」と考えるのはワクワクしますし、そこで得た発想は将来の夢である茨城県の地域活性化にも活かせると思い、やりがいを感じています。たとえば「麗澤・地域連携実習」という1年次の授業では、柏市役所の協働推進課のテーマに参加し、コロナ禍でも若者のつながりを築くためのイベントを企画しました。その後も茨城県の地酒バーのポップアップショップの企画や、茨城空港との間で直行便のある台湾に日本のサブカルチャーを発信する企画など、様々な企画立案に取り組んできました。

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    • 3年次からは、「観光による地方創生」をテーマとして企画立案に思う存分打ちこめる籠義樹先生のゼミナールに所属しています。ゼミナールの課題として今取り組んでいるのが、ショッピングディベロッパーとの連携プロジェクトで、「柏のひとの居場所を考える」をテーマにJR柏駅にある「柏髙島屋ステーションモール 新館」を活性化する企画です。この施設は麗澤大学からもひと駅と近く、私にとっても居場所となるような場にしたいなと、張りきって取り組んでいます。

    私たちのチームが企画立案しているのは「足湯カフェ」です。新館で現場調査をしていた時、たくさん歩き回って足が疲れてしまった体験をもとに提案しました。歩き回って疲れても、足湯で疲れが取れればショッピングを心ゆくまで楽しめますし、足湯の健康効果は高齢者の方にも興味を持ってもらえるのではないかと考えました。さらに、カフェにすることによって、若者から高齢者まで幅広い層の憩いの場にするねらいがあります。

    プレゼンテーションの機会は全部で3回あり、2回目までのプレゼンテーションで「他の店舗との差別化がほしい」「リピート率を上げる方法も必要」「予算や既存のものにとらわれず、もっと自由に、自分たちが楽しいと思うものを考えてみては?」など、たくさんのフィードバックをいただきました。これらをもとに企画をブラッシュアップし、今は最後のプレゼンテーションに向けて内容を詰めているところです。企画を考えるのは楽しく、毎回、夢中になります。一生懸命考えたものに対し、実際に働いている方からフィードバックをいただき、さらに突き詰めていく。より良いものをとことん追求し、日を重ねるごとに良くなっていくのが嬉しいです。

    大事なのは、本人も気づかないような「本当のニーズ」を掴むこと

    • 一方、企画提案は「面白そう」「斬新」だけでは通りません。その企画である必要性、予測できる効果など、相手を説得するための根拠が必要です。観光・地域創生専攻では、その根拠を示すために必要な経済の基礎知識や、経済学に基づいて論理的に考えるスキルを学ぶことができます。3年次からはより専門的な上級科目が始まり、「地域経済学」「都市経済学」の授業では、地域や都市の問題を分析して解決策を考え、論文作成やプレゼンテーションに取り組みました。また、「観光経済学」では実データを使ってニーズの分析を行い、根拠のある企画立案をする力を養いました。地域活性の取り組みとは、地域の人たちの悩みを解決することに他なりません。地域の人たちが何を求めているのかを知らなければ、その取り組みは何の役にも立たないものになってしまいます。この3年間を通して、地域の人たちの声によく耳を傾け、本人も気づいていない、言葉にも表れないような「本当のニーズ」を掴むことの大切さを学びました。

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    ー後編では、金子さんの学業以外の学生生活について伺います!

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