
麗陵祭実行委員長として、3年ぶりに対面式での開催となった第58回麗陵祭を率いた田邊圭汰さんへのインタビュー。麗陵祭について伺った前編に続き、後編では、経済学部経営学科経営専攻の学びについてお話を伺います。

※取材時、4年次生。
興味関心を広げることができた大場ゼミ。先生の話にいつもはっとさせられる
僕はこの4年間、どちらかというと学業よりも課外活動に一生懸命でしたが、ゼミナールに対する思いは特別です。所属している大場ゼミは、経営学に限らず自由なテーマで研究することができ、毎週この時間を楽しみにしています。何の制約もなしに、自分が本当に興味のあるテーマに取り組むことができ、自分のオリジナルの卒業論文をつくりたいと思っている僕にとって最高の環境です。
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ゼミナールでは、それぞれの学生が取り組んでいるテーマについて、ゼミナール生全員でディベートし、考えを深めていきます。たとえば僕のテーマは「コロナ禍の人間関係」で、ほかのメンバーは沖縄文化や動物虐待、K-POPアイドルと日本のアイドルの違い、ルッキズムなど、本当に多種多様です。僕が初めて知る事柄もあり、ゼミナール生の意見に「そんな見方があるのか」と気づかされることも多々あります。ゼミナールの活動を通して、自分の興味関心、考え方を大きく広げることができました。実際に卒業論文を書くのは自分ですが、ゼミナールの皆とディスカッションすることで、一人で研究するよりも内容がふくらむ上に、「皆でつくった卒業論文」と思えるのも、大場ゼミの良いところだと思います。
そしてもうひとつ、このゼミナールの大きな魅力が大場先生の存在です。先生はインドの大学院への留学経験があったり、ヨーロッパでの滞在経験があったりと、ユニークな経歴を持たれている先生です。ディベートには先生も参加してくださるのですが、豊かな人生経験にもとづいた意見に、いつもはっとさせられます。先生の波乱万丈な人生経験を聞くだけでもかなり刺激的です(笑)。大場先生は学生と話すのがとてもお好きな方で、先生のほうからいつも話しかけてきてくださるのも嬉しいです。チャレンジ精神があり、誰に対してもオープンマインドで、人と積極的にかかわろうとする大場先生のように生きられたら、得られるものがきっと多いだろうな、見習いたいなと、いつも陰ながら思っています。
経営学で学んだ財務諸表の知識を生かして、焼肉店のアルバイトリーダーに
麗澤大学の経営専攻は、経営の基礎知識をしっかりと身につけた上で、さらに専門性を深めていくことも、自分の興味があるものに関して学びの対象を広げていくこともできる、フレキシブルな専攻だと思います。経営だけでなく、幅広い世界を見てみたい自分には合っていました。
※人時売上高:従業員一人当たりが1時間働くことで、どの程度の売上を出したかを表す数値。
やりたいことを見つけ、自分の可能性に気づけた大学4年間
大学4年間のうち、約2年間はコロナ禍でほとんど対面での活動ができなかったのは残念でしたが、それでも、麗澤大学で過ごした年月は本当に楽しく、かけがえのないものとなりました。それは、麗陵祭などを通して、たくさんの人達と関わることができたからです。人と関わること以上に刺激的なこと、人として成長させてくれるものはなく、だからこそ、この4年間で得たものは本当に大きいと思います。
麗澤大学で素晴らしい経験と出会いを手にしてほしい
高校生の皆さんにもぜひ、麗澤大学で素晴らしい経験をたくさんしてほしいと思います。僕自身がそうだったように、きっと、4年間で大きく成長し、世界が広がるはずです。もし、大学で何をしたらよいかわからないと思ったら、麗陵祭実行委員会に入りましょう! 素晴らしい経験と出会いが待っていますよ。