外国語学部
2024.01.14

【後編】外資系ラグジュアリーホテルの現場で学ぶ。「臨機応変な対応力」と「想像力」が求められる、プロのホスピタリティ精神とは

【後編】外資系ラグジュアリーホテルの現場で学ぶ。「臨機応変な対応力」と「想像力」が求められる、プロのホスピタリティ精神とは

麗澤大学の外国語学部の2専攻、英語コミュニケーション専攻と英語・リベラルアーツ専攻では、 航空業界・ホテル業界をはじめとするホスピタリティ業界で活躍する人材育成を目指して、プロの講師が担当する「ホスピタリティ科目※」を設置しています。授業内での学びを実践の場で活かす機会として、学内での厳しい選考を突破した学生4名が、国際色豊かな外資系ラグジュアリーホテル「パーク ハイアット 東京」で2週間から1ヵ月間のインターンシップを体験しました。後編では、インターンシップを終えた石田さんと塩見さんに、インターンシップを通じて学んだこと、麗澤大学に進学した理由や学びの魅力について伺いました。

※2025年度からは外国語学部の全専攻が履修可能となる予定。1年次生を対象とした「Introduction to Hospitality Ⅰ・Ⅱ」、2年次生を対象とした「Advanced Hospitality Studies Ⅰ・Ⅱ」があります。

石田 来美
外国語学部 外国語学科 英語コミュニケーション専攻 2022年入学
千葉県出身。インターンシップでは、宿泊部を担当。趣味は、映画鑑賞と音楽鑑賞。
※取材時、2年次生。
塩見 あやね
外国語学部 外国語学科 英語コミュニケーション専攻 2022年入学
長野県出身。インターンシップでは、料飲部を担当。趣味は音楽で、大学内ではロック研究会とフォークソング研究会に所属。
※取材時、2年次生。
目次

    現場で学んだ「プロのホスピタリティ精神」

    ―パーク ハイアット 東京でのインターンシップを通して、どのようなことを学びましたか。

    石田:ホテル業界については、これまで外からの「お客様」としての立場からしか見たことがなく、華やかでかっこいい仕事という印象しかありませんでした。ですが、今回のインターンシップを通して、フロントサービスなど表に見える人だけではなく、裏側には、料理をつくる人や、外から荷物を搬入する業者さんも含めて予想以上に様々な人々が関わっていることを知ることができました。

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    • また、「ホスピタリティ」という面において、接客業なのでお客様に対するホスピタリティが必要だということは以前から知っていましたが、働いているスタッフ間のやり取りでも、ホスピタリティを感じられる場面が多々あり、感動しました。スタッフ同士の親しい関係性の中には、いつも気遣いや思いやりが溢れていて、普段から一緒に働く人を尊重する大切さを身に染みて感じました。インターンシップを通して、パーク ハイアット 東京の高いレベルのホスピタリティを学ぶことができました。

    塩見:私が一番すごいなと感じたのは、スタッフの方々の「想像力」です。私は高校生の頃から接客業のアルバイトをしていて、ある程度飲食店でのオペレーションには自信がありました。しかし、これまでの私は「お食事をしているお客様」にしか意識を向けられていなかったということが、すぐにわかりました。ホテルのレストランではお客様がいらした瞬間に、「多分ビジネスの話をするだろうな。周りから少し離れた席にご案内した方がいいかな」など、お客様の状況や様子を察知した上で、お席にご案内していました。今回のインターンシップの中で、その想像力を磨いて、工夫を重ねて接客をした日々は、私のこれからの人生において大いに役立つだろうと思います。

    好きなことを仕事にするのは難しいからこそ、意欲に燃えています

    ―将来の夢を聞かせてください。

    • 石田:具体的にはまだ決まっていませんが、インターンシップを通して、英語も日本語も使う仕事に就きたいと強く思いました。ホテル業界のほかにも、観光業界や外資系企業など気になる業界や企業がたくさんあるので、まずはもっと色々な仕事を知っていきたいと思います。

      塩見:私もまだ目指す道は決まっていませんが、今回インターンシップに参加してみて、「好き」の気持ちだけで、それを職業にするのはとても難しいことだと知りました。それは、決して後ろ向きな気づきではなく、大学生の内に様々な経験を積んで、自分の視野を広げる必要を感じたのです。世の中にある仕事は、まだまだ知らない職業ばかりなので、よく調べてみようと、意欲に燃えています。

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    先生が一人ひとりの学生を見てくれる環境

    ―お二人が麗澤大学に入学したきっかけを教えてください。

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    • 石田:高校時代は、吹奏楽に猛烈に熱中していて、部活動を中心に高校生活を送っていました。そんな吹奏楽の次に好きだったのが、英語でした。麗澤大学のオープンキャンパスに訪れた際に、外国語学部生の先輩に、授業や履修のことについて親身に相談にのっていただき、「ここで英語を学びたい」と思い、志望することを決めました。

      実際に入ってみて、麗澤大学は、英語をちょっと話したいと思ったら、気軽にグローバル教員や留学生と話せる「iFloor(International Floor)」という外国語学習用の施設があったり、図書館には自習スペースが完備されていたりと、勉強しやすい環境が整っていることが魅力だと感じています。

    塩見:高校では国際教養科というところに通っていて、最初はホテルの専門学校に進学しようと考えていました。ただ、母親から「大学も視野に入れたらどう?」と言われ、入学案内書をたくさん取り寄せたことが、麗澤大学との出会いのきっかけでした。

    元々、英語は小学生ぐらいの時からずっと好きでした。英語は好きでしたが、英語で話すということは苦手で、上達するためにも英語を話せる環境が充実している大学が良いと思っていたところ、麗澤大学の「小規模」な環境はまさに私にぴったりでした。大学と聞くと、大教室で大勢が講義を受けているイメージがあるかと思いますが、麗澤大学にはクラス制の授業があり、先生との距離が近いところに惹かれて、選びました。

    実際に入学してみて、先生が一人ひとりの学生を見てくれていることを実感しており、本当に密度の濃い学びを受けることができていると思います。例えば、ホスピタリティ科目の授業では、お辞儀の練習をするのですが、正しい角度でお辞儀ができるまで先生が熱い指導をしてくださるのが、麗澤大学らしくて好きです。

    後悔のないように行動した先にあるもの

    ―最後に高校生へのメッセージをお願いします。

    石田:何か興味があることがあったら、まずはやってみるということが大事かなと思います。今回のインターンシップに関しても、人気で倍率が高いので、応募するのが少し怖いなと思ったりもしたのですが、やっぱり後悔のないよう、やってみよう! と勇気を振り絞った先に、未来が開けました。結果はどうであれ、絶対に悔いが残らないように、何事にも挑戦してみてください。

    • 塩見:まずは何か迷っていることがあったら、絶対に挑戦した方がいいと思います。迷うということは少なからずやりたい気持ちがあるということなので、その想いを大切にしてください。
      あとは、私が高校生の頃からいつも大事にしている言葉が文武両道です。私もどこまで実現できているかわかりませんが、生活にメリハリをつけることはとても大切だと思います。勉強をする時はする、部活動や趣味に気持ちを向ける時は、そっちに振り切って全力で取り組むという姿勢でないと、個人的にはどちらも中途半端でおろそかになってしまうと感じるからです。高校生の皆さんも、メリハリをつけて、残りの高校生活を思いっきり楽しんでください!

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