経済学部
2024.10.22

【後編】興味を抱いたらすぐに挑戦!文理融合のキャンパスで拓く、新しい学びの可能性

【後編】興味を抱いたらすぐに挑戦!文理融合のキャンパスで拓く、新しい学びの可能性

経済学部で「行動経済学」を学び、アフリカの貧困問題を改善すべくプロジェクトを立ち上げた笹谷直生さん。自主企画ゼミナールでは、福島の声を届けるドキュメンタリー映画の制作にも挑戦しています。後編では、自主企画ゼミナールの活動内容や将来の夢について伺います。

笹谷 直生
経済学部 経済学科 経済専攻 2021年入学
千葉県出身。高校時代はサッカー部、ダンス部に所属。卒業後はエンジニアとして就職予定。 資格取得のために勉強中。 ※取材時、4年次生
目次

    学生自身がゼミの内容を決める! 自主企画ゼミナール

    麗澤大学には『自主企画ゼミナール』という独自のゼミナール制度があります。このゼミナールでは、学生がテーマを設定し、担当教員も自分で選びます。学生が自ら授業をつくり上げ主体的に学び、さらに実践的な活動を通じて学びを深めることができる貴重な機会です。

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    • 私は、工学部の教授でありGIS(地理情報システム)のスペシャリストである河野洋先生のご指導のもと、私を含めた6名の学生が参加している『Data Storytelling』という自主企画ゼミナールに所属しています。3年次生の時に先輩に誘われて入り、情報分析とプレゼンスキルを中心に学びました。昨年12月に開催された麗澤SDGsフォーラムを終えて、ゼミナールの活動が一区切りすると、河野先生が個人的に行っていたドキュメンタリー映画の制作を手伝うようになりました。東日本大震災の被災地である福島の方々の様子を記録したその映画に感銘を受け、被災地の声をきちんと届けたいという想いから、映画の続編制作をテーマに今度は自分で『Data Storytelling』を立ち上げました。

    調査しないと事実を知ることができないと実感

    • 調査や映画制作を通じて、被災地の現状を知ることができました。復興が進んできたとされる一方で、実際には戻ってきている人が私の想像よりも少なかったのです。調査した福島県で言えば夜の街は人影もなく、明かりもほとんど見られません。メディアで報じられる内容とは大きく異なり、建物が新しくなっているだけで、元の生活には程遠い状況だと痛感しました。それでも、被災地の方々と直接話をする中で、復興に向けて前向きに未来を考えている姿に心を打たれました。被災の辛さを語るよりも、今何をしているのか、これから何をしたいのかという前向きな話が多々ありました。

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    • この活動を通して、積極的に自ら行動しチャレンジすることの大切さを学びました。河野先生は非常に積極的かつ情熱的な方です。理論だけでなく、学生が実際に現場で学ぶことを大切にしています。現に自主企画ゼミナールでは映画制作をするために、先生自ら動画ソフトを学びトライしています。先生と一緒に勉強しているので、もはや仲間という感覚です(笑)。

    チャレンジ精神があれば、自分の世界が広がること間違いなし!

    • 大学生活において、様々なプロジェクトに関われたのは、積極的に周りを巻き込み、やりたいことや疑問をそのままにせず、まずチャレンジすることを大切にしていたおかげです。また、専攻する学問もタイプも異なる先生たちから学んできたからこそ、良いところを吸収し成長できたのだと思います。大越先生からは合理的な思考と調査力、河野先生からは積極性の大切さを学ぶことができました。また、経済学部での多角的な視点と実践的な学びが、私の視野を広げ、新しいことに挑戦する勇気を与えてくれました。

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    現在、私が抱く夢は起業することです。メタバース等でもう一つの社会をつくり、リアルな世界で生きづらさを感じている人たちが、心地よく過ごせる世界をつくりたいと考えています。まだ構想段階ですが、仮想空間でお金を稼いだり、人々との交流ができるようになることで、自分が馴染める社会のチョイスが可能になればいいなと思っています。そこでまず内定をもらったIT企業で、知識とエンジニアスキルを身に付けたいと思います。私が文系でありながらエンジニアとして就職できたのは、総合大学という環境もありますが、興味があれば他学部の授業も積極的に受講し、疑問点をすぐ先生に聞きに行くという行動を起こしたからです。

    皆さんも、チャレンジ精神を持って積極的に行動することで、自分の世界を広げることができると思います。「迷ったらとりあえずやってみる」という気持ちを大事にしてください!

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