国際学部
2021/06/08

【大学の授業シリーズ】 【後編】国際学部だからこそ「日本」を、そして「事実」を知ることが大事 ~Japan Studies in English II"から学ぶ~

 【大学の授業シリーズ】 【後編】国際学部だからこそ「日本」を、そして「事実」を知ることが大事 ~Japan Studies in English II
Jason Morgan
国際学部 国際学科 准教授
アメリカ合衆国ルイジアナ州出身。ウイスコンシン大学大学院歴史学科博士課程修了、博士号取得。来日10年目。犬と温泉が大好き。今はベランダで野菜を育てる家庭菜園にも夢中です。
目次

    アメリカ人の先生と、英語で日本について学ぶ「Japan Studies in English II」。
    後編では、学生の英語力の変化、オンライン授業についてなど、授業を担当するモーガン先生にお話を伺います。

    学びは決して楽ではないのです。覚悟しなさい(笑)!

    • 学生には、事前学習として英語の記事を読んで、理解してから授業に参加するようにとお願いしています。ネイティブ向けに書かれた英語の記事なので、読むだけでも一苦労だと思いますが、皆さん、よく頑張って取り組んでいます。記事をきちんと読んで、内容を理解できているか確認するために、授業では記事に関するクイズをしていますが、正解率がとても高いので、しっかり事前学習してくれているのが良くわかります。英語で授業を進めるにあたっては、今までの話でわからないところはないか、など学生に確認しながら進めるようにしていて、必要に応じて日本語での解説も加えています。2学期の授業が始まる頃には、学生の英語力は大きくアップしていますよ。

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    中でも、特に積極的にディスカッションに取り組んでいる学生や、資料をよく読みこんでいる学生はその伸びが大きいように思います。新型コロナウイルスの影響で、今はオンライン授業※を行っていますが、理想は、教室で先生のつまらないギャグを聞きながら受ける対面授業(笑)。いや、まじめな話これは大事なポイントなんですよ。

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    • 大学での学びは、画面越しに見たり聞いたりするだけでなく、教室に来て、先生と向き合って学ぶからこそ得られるものもたくさんあると思います。もちろんオンラインにはオンラインの良さもあります。実際、学生にはオンライン授業は好評です。通学する必要がないので、時間が有効活用できますし、中には「授業の5分前に起きてしまっても、パソコンの前にさえいれば授業に参加できる」なんて声もありました。オンラインの良さは確かに認めます(笑)。でも学びとは、決して楽なものではないんですよ!と声を大にして言いたい!

    ※2020年度は原則、全ての授業をオンラインで実施しましたが、2021年度は第1学期の授業を原則対面にて実施しており、本授業も対面で実施しています。

    • よく、「外国語を学ぶのは楽しい」という声を聞きますが、とんでもない(笑)。外国語を習得するのは、並大抵のことではありません。決して皆さんを脅したいわけではありませんが、私も日本語を勉強していましたので、よくわかります。本当に失敗続きで、「日本語はもう無理」と何度あきらめようとしたか...。ですから、あえて学生にはいつも「覚悟しなさい」とアドバイスします。そうすると学生はシーンとします(笑)。でも楽しいと思っていたら、「こんなに苦労するとは思わなかった」「こんなに大変なら...」とすぐにあきらめてしまうでしょう?学びを得たいならば、楽をしようとしない、覚悟することも大事なのです。

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    多様性とは?多様性の世界をどう生きる?国際学部で答えを見つけてください

    近年、「多様性」とよく言われますね。そもそも多様性とは何でしょう?国籍や人種はもちろんですが、考えてみてください。この宇宙が多様性に満ち溢れているんです。地球と他の惑星には大きな違いがあります。地球には多様な生物が誕生し、生きることができる。そしてそれらは多種多様であること。たとえば、空を飛ぶ鳥も、生息する地域や国によって種類が違います。

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    • 私は日本に来て驚きました。同じ日本人なのに、考え方も望むことも、一人ひとりこんなにも違うものかと。これもひとつの「多様性」ですよね。社会のあらゆる課題も、問題の根本にあるのは多様性です。私たちは生まれた時から、多様性にあふれる世界にいるのです。では、私たちを取り巻くこの多様性とは、一体何なのか?多様性の世界をどう生きればいいのか?その答えを探求するのに、麗澤大学国際学部ほど、理想的な場所はありません。国際学部には、世界から多様な人たちが集まっているだけでなく、人と人が触れ合うことのできる規模(小規模)が保たれています。

    多種多様な人たちと共に学び、大学生活を共に過ごすことで、自分とは全く異なる他者というものを知り、関係を築く術を学ぶことができる。ここでは、ステレオタイプな考えは通用しません。本当の多様性の意味を考えてみたい人、多様性と真っ向から向き合ってみたい人に、麗澤大学は素晴らしい環境となるでしょう。

    皆さんの思う「勉強」と私の考える「勉強」は違うと思います

    ちょっと辛口ですが、高校生の皆さんに伝えたいメッセージは一言、「勉強しろ!」です(笑)。私の研究室の窓からは、近隣の高校生が通学する様子が見えますが、ほとんどの高校生がスマートフォンを見て歩いていますね。皆さん、家に帰ってからもスマホを見ている時間と、勉強している時間どちらが長いですか?きっとスマホ時間のほうが長くないですか?そういう私もそうなのですが、みんな、スマホに逃げているだけだと思います。

    • 決してそれが悪いというわけではありません。スマホは暇つぶし、時間つぶしにはなりますね。でも、スマホを見て、幸せになれるでしょうか?私は、勉強したほうが幸せになれると思います。「勉強」ってつまらない印象があるかもしれません。でも、勉強にも色々あるんです。私が考える勉強とは、先生が言ったことを「それって本当かな?」と疑い、自分で考え、調べることだと思います。大学で授業を受けることだけが勉強ではありません。実は、授業が終わってから、本当の勉強が始まるのです。ぜひ、私の発言にも疑問を持って、調べてみてください。そうすれば事実を掴めます。皆さん、たくさん「勉強」しましょう!

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