【後編】生まれ育った町に恩返しがしたい。埼玉県横瀬町の名産品・どぶろくを活用した「地方創生プロジェクト」に挑戦

経済学部の吉田健一郎ゼミナールに所属する4年次生の赤岩麻里さんと吉村俊也さんは、埼玉県横瀬町の名産品を活用して、町おこしに挑戦しています。プロジェクト名は「よこぜおさけフェス〜女子大生たちが本気で地方創生してみた」です。後編では、麗澤大学に入学したきっかけや、吉田ゼミの魅力、赤岩さんと吉村さんの将来の夢について伺いました。

赤岩　麻里

経済学部経済学科観光・地域創生専攻　2020年入学

埼玉県出身。実家は旅館を営んでいる。出身地の横瀬町が大好きで、地元愛に溢れている。趣味はおいしいお菓子をつくること。
※取材時、4年次生。

吉村　俊也

経済学部経営学科経営専攻　2020年入学

千葉県出身。大学のゼミナールで町おこしのイベントを成功させたことをきっかけに、卒業後は、地方創生事業を主としたベンチャー企業を起業したいと考えている。ストレス解消法は体を動かすこと。
※取材時、4年次生。

自由で、伸び伸びと研究ができる環境です

―お二人が所属している吉田ゼミについて教えてください。

赤岩：吉田ゼミの印象は、一言で言うと、程よい距離感で先生が見守ってくれる自由な環境です。ほかのチームを見ていても、「こんな突飛なこともいいの？」とおどろくようなテーマを選んでいたりして、かなり柔軟なゼミナールだと感じます。プロジェクトが進み、困ったことやわからないことが起こると、さりげなく手を差し伸べてくださる先生の距離感がとても心強かったです。先生との距離が近いので、細かく丁寧に教えてもらいました。吉田ゼミで一番学べることは「今あるもののアップデートの仕方を自分で考えていくマーケティング」です。

吉村：私はWebマーケティングや情報マーケティングに興味があるので、これらを学べる吉田ゼミを選びました。吉田先生は一見、優しく穏やかな印象がありますが、型破りな一面もあります（笑）。自由な感じですが、何かあったら手助けしてくれて、困ったことがあったら頼もしく受け止めてくれます。

―麗澤大学に入学したきっかけは何ですか？

吉村：私は、正直麗澤大学が第一志望の大学ではありませんでしたが、家族の勧めもあり、麗澤大学への入学を決めました。入学当初は、「浪人してもう1度受験してもいいんじゃないか」と考えたこともありましたが、3年次になって吉田ゼミに入った今、「麗澤に入ってよかった」と心から思います。吉田先生をはじめ、先生方が皆さん温かく、距離が近くて、大学のキャッチフレーズ「小規模にこだわる。」は、本当にそうだなと実感しています。ほかの大学のことはあまりわかりませんが、興味のある研究に熱心に取り組める環境が整っていると思います。

赤岩：高校時代は病気がちで、高校にはなかなか通えず、高校3年生になっても、進学したい大学を具体的にイメージすることができませんでした。そんなときに親から「大学生というのは時間をお金で買って、自分の好きなこと・自分の人生を見つめる時間だから大学生になりなさい」と言われて、家系的につながりがあった麗澤大学に1回行ってみようと訪れました。先生たちがとても温かくて、オープンキャンパスに初めて参加したその日に、学部の相談ブースで「地域創生がやりたいです。私の町や実家はこういうところで、今まで町の皆に元気にしてもらったから、私も町を元気にしたいんです」とお話しました。すると、先生が私の想いに賛同してくださり、温かく迎えてくださったことがきっかけで、麗澤大学を受験し、入学することを決断しました。

大学の先生との出会いは人生のキーポイント

―お二人の卒業後の進路を教えてください。

吉村：卒業後は、横瀬町で地域創生を主に扱うベンチャー企業を立ち上げる予定です。１度も就職をしないで起業する選択をすることに、全く迷いがなかったというと嘘になります。それでも決意できたのは、去年、何十回も横瀬町を訪れて、すごく人が温かくて、町中全員が知り合いのような、そんな横瀬町が好きになったからです。今まで培ってきた経験やスキルを、横瀬町で十分に発揮していきたいと思います。

赤岩：私は、大学院に進みます。地域創生を研究して、将来は大学の教員になりたいと考えています。だれかの人生の大事な時に、何か手助けをできる人間になりたいなと思っています。大学の先生との出会いって、人生のキーポイントだと思うんです。若い人生の大事な時期に、大人として寄り添ってあげられる先生になることを目指したいです。

―受験生にメッセージをお願いします。

吉村：麗澤大学は、何かをやりたい時にサポートしてくれる先生方がたくさんいらっしゃるのが魅力です。ほかの研究室の先生方ともお話しする機会がありますが、自分の研究室の学生以外にも、気さくにアドバイスをしてくださり、どの学部を見ても本当にアットホームです。何かを頑張りたいという方は、麗澤大学に来たら、すごく伸びるかなと思います。でも、もし、やりたいことが決まっていなくても、吉田先生のように、興味を引き出し、素質を伸ばしてくれる先生が多数いらっしゃるので、心配はいりません。どんな学生でも歓迎してくれる大学ですよ。

赤岩：人との縁を大事にしてくださいね。私は、周りにいる人とのつながりが、どれだけ自分を成長させてくれるか、ということを大学4年間で実感しました。その縁を大事にするほど、自分がどんどん大きくなっていくと思います。忘れないでいてほしいのは、あなたの周りにも、あなたを支えてくれている人がいるということです。両親や先生など、自分が応援してくれる人々に対する感謝の気持ちを、いつも大切にしてください。