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2013/09/02

麗澤コンピタンシー・スタンダードの確立に向けての第一歩

去る8月19日(月)、アメリカ合衆国、ミズーリ大学セントルイス校のCenter for Character & Citizenshipから、センター長 のバーコビッツ博士(Dr. Marvin W. Berkowitz)が来学した。翌日の8月20日(火)に、「エンパワーメント教育で学校を変える!」をテーマにしたワークショップを開催するためである。熱心な参加者の協力もあったお蔭様で、非常に好評を博したイベントであった(http://cmse.reitaku-u.ac.jp/social_activities/201308281210_2102.html)。


本学にとってワークショップに勝るとも劣らず重要だったのが、本学道徳科学教育センターとCenter for Character & Citizenshipの間で交わした学術交流の覚書に基き、本学の品性教育の評価法についての共同研究会と意見交換を前日に行ったことである。参加者は本学道徳科学教育センターセンター員とモラロジー研究所研究センター研究員であり、バーコビッツ博士と非常に有意義な討論が行われた。

今日、高等教育の教育成果(educational outcomes)に対して説明責任を求める声が年々高まっているが、本学においても麗澤教育のブランドである品性教育についての評価法を確立する必要性を痛感するのは私だけではないであろう。

このプロジェクトを思い立ったのは、次のような理由からである。まず第一に、本学には、「知徳一体」、「太陽天に懸りて万物を恵み潤す」精神の涵養など、明確なスローガンを掲げているものの、それが具体的に学生のどのような道徳的能力の獲得を指すのかを、より一層明示する必要があること。政府や経済界の提唱するモデルの「汎用的能力」(generic skills)や「社会人基礎力」の養成が高等教育の教育目標に組み込まれているが、特にこの分野の中核をなすと思われる人間教育の実質化とは何かについて、本学なりにできるかぎり具体的な教育内容を提示する必要があること。最後に評価結果を基にして、PDCAサイクルに則り、カリキュラム改革を促進すべきこと。このような教育目標を達成する第一歩として、ミズーリ大学の同センターとの共同研究を通して「麗澤コンピタンシー・スタンダード」の確立に着手した次第である。

今までどの大学も取り組んでいない試みだけに道は険しいかもしれないが、その意義は極めて大きいと考え、不退転の決意で共同研究を進めたいと思う。