お知らせ

ニュースリリース
2019.06.14|最終更新日:2020.07.24|

【開催案内】 日本初開催 赤毛のアン著者「L・M・モンゴメリ国際会議」実施

 本学は2019年6月22日(土)に『赤毛のアン』とその著者モンゴメリに関する国際会議を、 日本では初めて麗澤大学キャンパスにて実施します。 

日本における『赤毛のアン』シリーズの人気の永続的な高さは、著者L・M・モンゴメリの母国カナダ、そしてプリンス・エドワード島州の人々をも驚かせるほどです。 現在も『赤毛のアン』関連の本やイベントは数多く、この島を訪れる日本人観光客もいまだに多くいます。特に朝の連続テレビ小説『花子とアン』の翻訳者・村岡花子氏の生涯が取り上げられて以降、再びアンの物語に光が当たっています。モンゴメリとアンは、日加文化交流において重要な架け橋の役割を果たしてきたと言えるでしょう。 

2019年は日加修好90周年を迎えました。 また同年に麗澤大学とプリンス・エドワード島大学は留学提携をスタートし、 4月には初めて9名の学生がプリンス・エドワード島大学へ留学しました。 そこで、 両国をつなぐ重要な文化的アイコンとしての『赤毛のアン』を巡る国際会議をカナダではなく、 初めて日本で開催する運びとなりました。 

アンが日本文学に与えた影響や翻訳のあり方を巡る議論、 モンゴメリ作品の時代性、 モンゴメリと大衆文化などのテーマで、 国内外の研究者を集め、 学術的交流の機会とすると共に、 関心を持つ学生や一般参加者に英語でのディスカッションを直に見ていただく機会になればと思っています。 また、 同様の会議が毎年プリンス・エドワード島で行われており、 そこで発表する日本人研究者も多いですが、 その研究者たちが日本国内で連携する好機となることを期待しています。 

■「L・M・モンゴメリ国際会議」概要
日時:2019年6月22日(土)10:00~17:00(18:30~20:30懇親会)
23日(日)9:30~15:00
場所:麗澤大学キャンパス
校舎「かえで」 https://www.reitaku-u.ac.jp/about/access.html 
主催:麗澤大学L・M・モンゴメリ国際会議実行委員会
協賛・後援:麗澤大学、 日本カナダ学会、 麗澤大学英米文化研究会
内容:プログラムは以下の通りです。


麗澤大学L・M・モンゴメリ国際会議 プログラム

場所:麗澤大学校舎かえで
(アクセス https://www.reitaku-u.ac.jp/about/access.html )

■1日目:2019年6月22日(土)
10:00-10:20 開会の辞
10:30-11:45 パネル1:『赤毛のアン』と現代日本文学
<パネラー>
越智博美氏(一橋大学)、 Joan E. Ericson氏(コロラドカレッジ、 アメリカ)
Patricia Sippel氏(東洋英和女学院大学)

12:45-13:30 特別講演1
13:45−15:00 パネル2:L・M・モンゴメリの生涯とその時代
<パネラー>
作間和子氏(上智大学)、 鷲津浩子氏(筑波大学)、 石井英津子氏(東京女子医科大学)

15:15−17:00 映像でみるアンとプリンス・エドワード島の世界
18:30−20:30 懇親会

■2日目:2019年6月23日(日)
9:30-10:30 特別講演2
10:45−12:00 パネル3:L・M・モンゴメリと翻訳
<パネラー>
Susan Erdmann氏(アグデル大学、 ノルウェー)
Laura Leden氏(ヘルシンキ大学、 フィンランド)
Audrey Loiselle氏(カナダ政府通訳者)

13:15−14:30 パネル4:L・M・モンゴメリと大衆文化/消費文化
<パネラー>
吉原ゆかり氏(筑波大学)、 日影尚之(麗澤大学)
Carolin Sandner氏(独立研究者、 ドイツ)

14:40−15:00 閉会の辞

【麗澤大学L・M・モンゴメリ国際会議実行委員長について】
クリスティ コリンズ(Kristie Collins)麗澤大学 准教授
カナダのヨーク大学を卒業後、 イギリスのバーミンガム大学で修士、 筑波大学で博士を取得。 フィンランドのアールト大学で講師、 筑波大学で准教授を務めた後、 2017年より麗澤大学准教授。 研究テーマは「メディアとジェンダー」「カナダ文化」。

リリース原稿はこちら