お知らせ
【開催報告】「相続におけるビジネスプラットフォーム論」において学生発表会を実施
2025年5月30日(金)4限、工学部内に設置された相続工学研究センターによる全学対象講義「相続におけるビジネスプラットフォーム論」(担当:大澤義明教授)において、学生による発表会が行われました。
本講義では、相続ビジネスに関連する多様なトピックを取り上げながら、相続事業を展開する株式会社ルリアンおよびその提携パートナーをゲストスピーカーとして迎え、法的素養や相続に対する能動的な思考、多様化する職業観の形成など、実社会との接続を意識した実践的かつインタラクティブな学びを提供しています。
今回のプレゼンテーションは、「今のところは相続財産に含まれないが未来にはきっと遺産になっているもの」というテーマのもと実施され、各班が以下のテーマで発表を行いました。
- 1班:マインドデータ
- 2班:風景
- 3班:超権利(権利を超越した権利)
- 4班:仮想空間の人格
- 5班:臓器
- 6班:パワードスーツ
発表後には、学生による投票と教員による評価が行われました。結果は以下の通りです。
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【学生賞】
1位:5班「臓器」
2位:1班「マインドデータ」
3位:3班「超権利(権利を超越した権利)」【教員賞】
1位:1班「マインドデータ」
2位:5班「臓器」
3位:3班「超権利(権利を超越した権利)」
教員賞を受賞した1班の学生たち
講義の締めくくりには、大澤義明教授のほか、ゲスト講師を務めた株式会社ルリアンの山西康孝常務取締役、宇佐美朋香執行役員、そして徳永澄憲学長から、学生たちに対して丁寧なフィードバックが寄せられました。
徳永学長は、「アイデアの面白さと、全員が役割分担して発表する姿勢が特に印象的でした。座学とPBL型授業が見事に融合した好例でした」と講評し、学生の成長を高く評価しました。
講義の概要説明
プレゼンの様子
株式会社ルリアン・山西康孝常務取締役
麗澤大学・徳永澄憲学長
相続工学研究センターについて
本センターは、令和6年度に工学部の開設と同時に着任した大澤義明教授を中心に設立されました。相続・終活領域におけるプラットフォーム事業を展開する株式会社ルリアンの蓄積データやノウハウを活用し、相続に関する実践的な研究を行っています。大澤教授が筑波大学在任中の2021年に始めた「相続工学」研究は各種学会でも高い評価を受けており、今後は麗澤大学における研究成果も順次発表予定です。工学部学生の年次が進むにつれ、学生を含めた共同研究体制の構築も見据えています。