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【開催報告】2025年度 麗澤大学入学式を挙行
自然豊かなキャンパスが一層華やかになる桜の季節、あいにくの雨となった2025年4月2日(水)、本学第1体育館にて2025年度「麗澤大学入学式」を挙行いたしました。
2024年4月より、従来の外国語学部、国際学部、経済学部に加え、経営学部と工学部を新設し、ワンキャンパスに文理横断・文理融合の5学部の学生が集う総合大学としてスタートしてから2年目を迎えた今年度は、学部生と大学院生合わせて989名(2025年3月28日現在)の新入生を迎えました。

徳永学長は告辞の中で、社会がICT革命などによる急速な変革の時代を迎えている一方で、地球温暖化などの深刻な課題も顕在化し、未来の姿が見通せない時代において、本学は「知徳一体」の理念のもと、新たな時代に即した革新的な教育を実践し、未来を切り開き、世界と地域に貢献する「品格あるグローカル人材」を育成するべく進化を続けていると述べました。また、2024年度から5学部体制となった各学部の学びについて紹介し、文理融合型の教育が可能となったことで、異なる分野を横断して学ぶことができ、未知の課題に直面した際にも分野を超えて協業し、新たな解決策を生み出す力が養われると話しました。さらに、全学基盤教育である「麗澤スタンダード」による4つの教育や多様な学習機会の提供についても触れ、最後に「たゆまず努力を重ね、新たな自分を築いてください。本日から新たな一歩を踏み出し、充実したキャンパスライフを送られることを祈っています」と結びました。
続いて、廣池幹堂理事長が祝辞で「出藍の教育」について触れ、中国の古典にある「青は藍より出でて藍より青し」という言葉を紹介し、「先生を越えて、先生よりもさらに立派な人になってください」と述べました。また、「民主主義の主権者として、自らの義務や責任を果たせる人になってほしいと思います」と述べ、「皆さんとご一緒に新しい歴史を作っていくのを楽しみにしています」とお祝いの言葉を贈りました。
さらに、本学の卒業生であり、国民栄誉賞を受賞された元プロ車いすテニスプレーヤーで、本学特任教授でもある国枝慎吾さんからお祝いのビデオメッセージをいただきました。国枝さんは人生のターニングポイントについて触れ、「後悔しない選択をすること。挑戦することを恐れないこと」と述べられ、目標を持つことの大切さについてお話しくださいました。そして、「麗澤大学は学生の挑戦を支援してくれる大学です。皆さんもぜひいろいろなことにチャレンジして、有意義な大学生活を楽しんでください」と、温かい激励の言葉を賜りました。
その後、学部生と大学院の各代表者による、新しく始まる大学生活に向けての希望に満ちた力強い宣誓が述べられ、入学式が終了しました。
式典には、保護者・ご家族の皆さまにも多くご参列いただき、喜びもひとしおに、厳粛な雰囲気の中にも、大学生として新たな一歩を踏み出す新入生の皆さまの門出を祝うにふさわしい、明るく希望に満ちた入学式となりました。また式典終了時には雨が上がり、太陽が差し込む場面もあり、キャンパスのあちらこちらで笑顔で写真を撮る姿が多く見られました。
無事に今年度の「入学式」を執り行うことが出来ましたことは、本学にとりましてこのうえない喜びであるとともに、式典の開催にあたりご協力いただきました皆さまに深く感謝申し上げます。