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2013.10.04|最終更新日:2020.07.24|

タイ・スタディツアー報告会のお知らせ

8月21日から10日間行われたタイ・スタディツアーには、外国語学部の成瀬猛教授と麗澤海外開発協会の小林霞職員の引率のもと、6名の学生が参加。タイの文化に触れるだけでなく、タイ北部の少数民族の教育支援をしている「メーコック財団」、「ルンアルン・プロジェクト」等の活動視察と交流を通じて、言葉として理解しているつもりの「国際協力」が、実態は果たしてどんなことなのかを体験学習しました。参加した学生たちは、それぞれに現地を訪れて初めて知るような発見や気付きがあったと言います。成瀬教授は、「世界には色々な国があって、色々な文化が有って、色々な価値観があって、たまたま、ある国の問題を一緒に解決しようとすることで、その違いを理解・尊重し合い、互いに良い影響を与え合う活動を永続させること・・・これを国際協力と言う」と今回のスタディツアーを振り返りました。

10月10日に行われる報告会では、写真を交えながら参加したメンバーの感想や国際協力について感じたことなどをお伝えします。興味のある方はぜひ足を運んでください。

■日時:10月10日(木)18:00-19:30

■場所:麗澤大学キャンパス内 グローバルひろば

 

--------------参加者の感想を一部紹介します----------------

多くの人と出会うことができ、その温かさや素晴らしさを感じるばかりだった。メーコック財団の代表であるアヌラックさんは、母親のような愛情を注いでくれた。また、ルンアルン・プロジェクトの中野さんのおかげでモン族の方と出会い、話を聞くという貴重な体験もできた。山岳民族には麻薬や無国籍などの問題がまだまだたくさん残っている。今後も仲間を募って計画をたて、タイと関わりたいし、自分の目で見て確かめて国際人としての感覚を養っていきたい。

国際交流・国際協力専攻1年 小磯 尚子

(茨城県立水戸第三高校出身)

 

まだまだ世界を知らなすぎると実感した。面白半分で山岳民族の子供たちと写真を撮っていた自分を振り返るととても嫌だ。国籍の問題や言葉の壁により、職に就けず、伝統文化で観光客を集めて生活の糧にしている人も沢山いる。解決するには何が必要なのか、どう進むことが良いことなのかは分からず、もどかしく感じた。色々な経験を積んだ人や違った考えを持っている人と関わりたい。そうすることで自分の可能性を広げることができるし、広い世界を知っていれば素晴らしい経験ができると思う。そのために沢山悩み、考えながら進んでいきたい。

国際交流・国際協力専攻1年 見留 花菜

(千葉県立松戸国際高校出身)

 

「メーコック財団」で子供たちと接する中で、言語だけではなく、相手の様子も伺いながら体全体でコミュニケーションしてくことも1つの手段だと感じた。「ルンアルン暁の家」で驚いたのは、学校に行く前後に子供たちは、清掃、食事など分担して家事をしているところだ。しかも、誰一人嫌がらずにやっていることに感動した。私は、お金では買えない何か大切なものを得たし、今回で変われたような気もした。今後は大学の自主企画ゼミを利用して、ツアーの企画から関わり、自分を高めていこうと思う。

国際交流・国際協力専攻1年 武蔵 尚幸

(千葉県柏市立柏高校出身)

 

大事なのは帰ってきてからだと思う。行く前と同じ生活をしていては貴重な体験が無駄になってしまうし、これからの過ごし方第ではタイスタでの経験がさらに価値あるものになると思う。私が得たのは、「具体的な目標を持ち、行動すること」だ。今後の生活でもぜひ目標のある生活を送りたい。私はタイが大好きになったので、ぜひまた行きたい。そして、その際には今回お世話になったメーコックファームやルンアルン暁の家に行って何か恩返ししたい。

国際交流・国際協力専攻1年 山本 義隆

(茨城県立牛久栄進高校出身)

 

子供たちと別れるとき、私たちの乗るトラックを子供3人が自転車でずっとついて来た。私は人との触れ合いが懐かしくて、未舗装のでこぼこ道でもずっとついて来たのではないかと考えて心が締め付けられた。ボランティアをするためにはまず、私の体力を強くしなければならないと思った。まず、健康でなければ人を助けることができないし、他の人たちに迷惑をかけることもあるということを体験しながら勉強した。期間が短く感じて、とても残念だったが、未来について多くのことを考える機会になった。

日本語・国際コミュニケーション専攻2年 盧スルギ

 

 

大学生活の思い出作りと、先輩から何かの活動をしてそれを履歴書に書くと良いと聞いたのが参加の動機だった。しかし、一緒に参加した友達やそこで出会った子供たちをみて、自分が恥ずかしくて堂々としていられなかった。今もタイで出会った子供たちの笑顔が忘れられない。別れるときは涙をずっと我慢していた。豊かな生活にもかかわらず、文句ばかりを言っている私を振り返ってみると、「幸せ」の本当の意味を知らずに生きていたかも知れないと思った。私が残した食事を子供たちは大事に思い、美味しく食べていた。少し忘れかけていた家族の大切さをまた感じることができた。

日本語日本文化3年 金 娜永