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教育・研究
2020.11.05|最終更新日:2020.11.20|

伊東俊太郎名誉教授が文化功労者に選出されました

 このたび、伊東俊太郎名誉教授が、科学哲学・科学史・比較文明学の多大な研究功績により、令和2年度の文化功労者に選出されました。114日に行われた顕彰式では、文化功労者を代表して挨拶をされました。麗澤大学の教職員・在学生・卒業生一同、心よりお慶び申し上げます。

 伊東先生は、「人類革命」「農業革命」「都市革命」「精神革命」「科学革命」という五つの大きな変革を経て、人類社会が「環境革命」という第六の変換期に直面しているという、非西欧中心的かつグローバルな、新たな世界文明論を提唱されておられます。多くの著作として出版された先生のご研究の成果は、『伊東俊太郎著作集』全12巻(麗澤大学出版会)として刊行されています。

 伊東先生は昭和281953)年に東京大学文学部哲学科卒業、昭和301955)年、同大学院修士課程修了。米国ウィスコンシン大学のマーシャル・クラーゲット教授の下で研究され、昭和381963)年にPh.D.の学位を修得されました。その後、東京大学教養学部教授を務められ、平成元(1989)年より国際日本文化研究センター教授を兼任。平成31991)年に東京大学定年退官。平成71995)年から平成182006)年まで麗澤大学教授、同比較文明文化研究センター初代センター長を務められました。日本科学史学会会長、日本比較文明学会会長、国際比較文明学会会長、地球システム・倫理学会会長なども歴任され、平成212009)年春に瑞宝中綬章を受章、平成262014)年には全国日本学士会よりアカデミア賞を受賞されています。

 伊東先生がこれからもお元気で、私どもをご指導下さることを願っています。

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モラルサイエンス研究会(令和2年10月7日)で講演する伊東俊太郎先生