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教育・研究
2025.03.25

【実施報告】下館第一高等学校とワークショップを開催しました

 318日(火)、茨城県立下館第一高等学校(校長:木村功)において、本学工学部大澤義明教授と岡田忠夫客員教授主導の下、「下館駅南口空きスペース活用検討会」が開催されました。

 本学と連携・協力に関する包括協定を締結している関東鉄道株式会社より、常総線下妻駅から下館駅間の利用者が減少していること、また、関東鉄道株式会社が管理を行う空きスペースなどが有効活用されていないことから、大澤教授にご相談いただいたことをきっかけに、本検討会を開催する運びとなりました。

 最初に、岡田客員教授よりワークショップの概要説明と、しなの鉄道株式会社でご勤務されていた際に行っていた、沿線高校との取り組みについてご紹介いただきました。

 続いて、検討会の中で行われたワークショップでは、下館第一高等学校の卒業生であり本学国際学部の1年次生渡邉ななみさんがアドバイザーとなり、高校生8名の素直な意見を引き出し、議論を広げる作業を行いました。

 高校生たちは、2グループに分かれ、最初に、駅に何が欲しいか、駅になくて困っているものなどについて、それぞれ付箋に書き出し、共有しました。次に具体的にどんな駅のデザインが良いかなどについて、アイデアを出し合い、最後にグループごとに発表しました。

 多様な人的交流や関東鉄道株式会社北村常務取締役からのフィードバックを通して、学生たちは地域創生に関する貴重な学びを得ました。

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            岡田客員教授によるワークショップの概要説明
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                グループワークの様子
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大澤教授による講評

参加高校生の感想

・持続可能な社会について、自分ひとりでは思いつかないような意見を皆さん発表していて、私ももっと経済的な考え方を身につけていきたいなと思いました。

・様々な視点から思いもよらない回答が出てきたことが面白かったです。

・常総線利用者として、現実を知ることができました。常総線や下館駅をどのように改善していけば良いかを考えるきっかけになりました。

本学学生の感想

国際学部 渡邉ななみさん

・大人だけでなく高校生と一緒に考えることで、世代を超えた方々に利用していただけるような施設をつくることができるのではないかと思いました。