お知らせ
【高大連携プログラム】北海道ニセコ高校の生徒が麗澤大学を訪問 -- 学びと交流の1日
2025年4月30日(水)、麗澤大学と高大連携協定を結んでいる北海道ニセコ高等学校の生徒7名が来校し、本学にて特別講義を体験しました。
このプログラムは、地域創生や国際交流、ICT教育といった多様なテーマを通じて、高校生が大学での学びに触れる貴重な機会となっています。今回は3部構成で実施され、大学生との交流や実践的なワークショップを通して、参加した生徒たちに新たな気づきと刺激を届けました。
【第1部】在学生による地域創生PBL発表 ― 柏から学ぶまちづくりのヒント
第1部では、本学の在学生が、地域活性化・観光・地域創生をテーマに取り組んだPBL(課題解決型学習)の成果を発表。舞台は本学所在地である千葉県柏市です。
学生たちは、「柏の認知度向上」を目指し、地域資源の再発見と魅力のブラッシュアップに挑戦しました。その中で提案されたのは、"柏オリジナル"のプログラム。既存の観光資源に独自性を加えることで、他地域との差別化を図るというものでした。
このようなプロセスは、ニセコ高校の生徒たちが自分たちの地元を活性化させたいと考える際に、大いに参考になる考え方であると好評でした。
【第2部】タイの留学生と国際交流&iFloor体験
第2部では、タイからの留学生による母国紹介と、本学の外国語の多機能自主学習フロア「iFloor」の体験を行いました。
タイの学校生活の紹介では、日本との違いや共通点に驚きと関心の声が上がり、異文化理解が深まる時間となりました。その後はiFloorにて、ネイティブ教員や大学生とともに英語を使ったゲームに参加。英語を通じた自然なコミュニケーションに、生徒たちも楽しみながら積極的に取り組んでいました。
【第3部】マッパソンで災害支援!-- 地図作成で社会貢献
第3部では、地図作成による社会貢献活動「マッパソン(Mapathon)」に参加しました。
この活動では、鹿児島県与論島の田園地帯を題材に、オープンストリートマップ(OpenStreetMap)への情報反映を行いました。自分たちが作成した地図データが、将来災害時などに誰かの命を救う手助けになるかもしれない----そんな想いを胸に、真剣に地図作成に取り組んでいました。
■未来につながる学びと交流
今回の特別講義を通じて、ニセコ高校の生徒たちは、大学での学びの深さと、地域や世界とつながるための多様な視点を体感しました。麗澤大学は、今後もこうした高大連携の機会を通じて、在学生および高校生たちの学びを支援してまいります。