お知らせ
【開催報告】台湾大学生との国際交流を実施しました
2025年7月9日(水)、麗澤大学にて、台湾大学生訪日研修団との交流イベントを図書館4Fの共同研究スペース「The Pit」にて実施しました。
この訪日団は、台湾の各大学から選抜された学生で構成されており、日本語スピーチコンテストの優秀者を含む計9名が来学しました。国立政治大学、淡江大学をはじめとする大学からの参加があり、滞在期間中には他大学とも交流を行う予定です。
麗澤大学では、今回で3回目となる訪問受け入れとなりました。今回は特に、淡江大学への留学を終えた外国語学部 中国語・アジアグローバル専攻3年次生2名が中心となって、企画から当日の運営までを担当。台湾での学びと経験を活かしながら、学生同士の交流の場を丁寧に作り上げました。
当日は、まず受け入れ式を開催し、外国語学部の犬飼孝夫学部長による歓迎の挨拶に続き、訪日研修団の団長である国立政治大学の葉秉杰教授、および主催者である日華青少年交流協会専務理事・相澤邦彦氏からご挨拶をいただきました。
葉秉杰教授
相澤邦彦氏
その後、記念品の贈呈が行われ、両国の友好と学生間の交流を願う、温かな雰囲気に包まれました。
続いて、緊張をほぐすアイスブレイクとして、山手線ゲームを実施。「果物」「動物」といったテーマに沿って、リズムに合わせて言葉を言っていくこのゲームでは、日本語と中国語を交えながら活発なやりとりが行われました。初対面同士でも自然と打ち解けることができ、交流のよいスタートとなりました。
続いて行われたのは、学生同士のペア自己紹介。台湾の大学生と麗澤大学の学生でペアを組み、お互いの趣味、好きな言葉、自分に似ている動物などについて紹介し合いました。日本語を中心に、ときには中国語も交えながら交流を深める中で、学生同士の距離がぐっと近づいていきました。
自己紹介のあとは、日本語のオノマトペ(擬音語・擬態語)を使ったゲームを実施。「きらきら」「ちくちく」「ばたばた」などの言葉がどんな意味を持つのかについて、グループで話し合いました。麗澤大学の学生が台湾の学生をサポートしながら、日本語の感覚やニュアンスを丁寧に説明し、言葉を通じた文化理解を深める機会となりました。
その後、昼食会でそれぞれの留学経験やキャンパスライフ、趣味などについて語り合い、終始和やかな雰囲気の中で国際交流が進みました。 また、本学副学長であり国際交流センター長の国際学部 黒須里美教授と図書館長の外国語学部 千葉庄寿教授による歓迎の挨拶も行われました。
国際交流センター長 黒須教授
図書館長 千葉教授
午後のプログラムでは、各グループに1つずつオノマトペがテーマとして与えられ、キャンパス内を巡りながらお題にぴったりな写真を撮影する「オノマトペ撮影大会」が開催されました。例えば、キャンパス内の銅像から「かちかち」、夏空の「かんかん」、水道の「ぽたぽた」、ソファーでリラックスする「ごろごろ」など、多彩なオノマトペをテーマに参加者は思い思いの写真を撮影しました。
撮影大会終了後は、各グループが撮影した写真をクイズ形式で発表し、どのオノマトペをお題にしていたかを全員で当て合いました。楽しいやり取りのなかで、写真から日本語の擬音語を改めて学ぶ時間となりました。
その後、麗澤大学の学生から、グループの集合写真と日本のお菓子が各グループに記念品としてプレゼントされました。続いて台湾の学生からは、感謝の気持ちを込めたダンスパフォーマンスが披露され、会場は大いに盛り上がりました。
さらに「台湾クイズ」も実施され、ごみ収集車の音やコンビニエンスストアの入店音、台湾名物のゆで卵「茶葉蛋」の材料など、多彩な問題が出題され、参加者は台湾の日常についての理解を深めることができました。
最後に、当日の企画・運営を担当した2名の学生へ感謝の拍手が送られ、交流イベントは笑顔あふれる形で終了しました。
今回の交流は、学生の主体的な企画・運営によって実現した貴重な機会でした。言葉や文化の違いを超えて、互いの価値観を尊重し合うことで、深いつながりが生まれた一日となりました。