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教育・研究
2013.02.22

外国語学部・川久保ゼミ(日本思想史・文化史)が「公開・卒論発表会」を開催

2月16日(土)に、外国語学部・川久保ゼミの「公開・卒論発表会」が開催されました。
今回発表したのは、川久保ゼミの2期生10名。発表会開催は、今回が初めての試みとなります。当日は、来年度から新たにゼミのメンバーに加わる2年生たちも熱心に聴講し、麗澤高校の元・国語科教諭である椎橋洋一先生も、飛び入り参加して下さいました。

卒論・発表テーマの一覧は以下の通りです。「江坂遊の基礎的研究――特にその半生と星新一の影響について――」、「非人と遊女――江戸を中心とした――」、「陰陽師安倍晴明のキャラクター性についての考察」、「現代女性はなぜ顔隠しをしないのか――顔隠しの歴史から女性たちの社会的地位の変化を考える――」、「ドラゴンに関する近年の研究状況のまとめ」、「菊理媛とはどのような神か――白山部の柳崇拝からの影響の有無について――」、「手賀沼景観の言説史」、「田母神俊雄の半生」、「漁師飯」、「八ツ橋とは――その歴史と現在」。

発表者はいずれも、ゼミでの2年間にわたる学問・研究の成果を堂々と、落ち着いて披歴してくれました。
質疑応答も活発に行われ、椎橋先生の国文学への深い造詣をもとにしたコメントも、発表会を実り豊かなものにしてくれました。








最後に、ゼミの担当教員から、「諸君は、真摯に学問に取り組んだ。その体験は、人生の果実の一つだ」、と総評が述べられました。
川久保ゼミは、今後も、「日本」と「学問」をキーワードに、豊かで瑞々しい知の風景の創造に取り組んで参りたいと思います。