お知らせ
教育・研究
2013.03.06
外国語学部「第2回卒業研究コンテスト」受賞作決定・授賞式
外国語学部の学生は、3年生からそれぞれ希望した専門ゼミナールに所属します。さまざまなテーマを掲げる専門ゼミナールは、学部全体で40数クラス設置されており、3年次から卒業時までに、ゼミで学んだ成果を、卒業研究としてまとめます。
外国語学部では、昨年度から、「卒業研究コンテスト」を実施しており、このほど、第2回受賞作が決定し、授賞式が行われました。このコンテストは、学部全体での評価を与えることで、卒業研究作成のモチベーションを高めたいという趣旨で始まりました。今年度の受賞作は以下のとおりです。
名前 | タイトル | 所属ゼミ | |
最優秀賞 | 清水百合絵 | コミュニケーションツールとしての香り―男子大学生に見る香りの使用と意識― | 正宗ゼミ |
優秀賞 | 末光由佳 | 「菊理媛とはどのような神か」―白山部の柳崇拝からの影響の有無について― | 川久保ゼミ |
優秀賞 | 大澤美穂 | 夏目漱石『吾輩は猫である』からみる日独翻訳比較表現 | 瀬川ゼミ |
佳 作 | 森 靖子 | 英語の未来表現に用いられる助動詞willとそれに相当するドイツ語 | 瀬川ゼミ |
佳 作 | 小筆 雅 | 私って誰?~社会学から見た大学生の自我~ | 黒須ゼミ |
各ゼミからは計17本の候補作が推薦され、8人の審査員により審査されました。テーマはそれぞれに異なりますが、審査員の判断はかなりの一致を見て、明確な問題意識と適切なアプローチによる調査研究を兼ね備えた5本の力作が選ばれました。
授賞式には、都合で欠席された末光さん、大澤さんを除く3名が出席しました。教授会の場で先生方が一堂に会している中、表彰されるというシチュエーションに、受賞者たちは大いに緊張しかつ照れながらも、喜びの表情を隠しきれない様子でした。
各受賞者から、一言スピーチしてもらいましたが、最優秀賞を受賞した清水さんの「今後このような論文を書く機会はないかもしれません。でも、卒業研究作成の時に精一杯努力したように、社会に出ても一生懸命仕事に取り組みたいです」という力強い言葉が印象的でした。
このような真摯な姿勢こそ、次年度以降卒業研究に取り組む学生諸君の良きお手本といえるでしょう。なお、受賞作は合本にして図書館に収蔵される予定です。
清水さん
森さん
小筆さん