経済社会総合研究センター インフォメーション

【開催報告】株式会社アビー社長の大和田哲男氏が講演

麗澤大学経済社会総合研究センターの公開講演会が12月4日に開かれ、株式会社アビー社長の大和田哲男氏が「地方の活性化は日本を救う」と題して講演し、100名が熱心に聴講しました。
大和田氏はまず初めに、15年前に開発された細胞を生きたまま冷凍できるシステム「セル・アライブ・システム:通称CAS(キャス)」の特性について語られました。「CASは鮮度を落とすことなく5年以上の保存も可能な冷凍技術であり、現在では、食品のみならず医学分野で臓器の保存等への応用研究が進み、本格的な活用に進んでいる」と説明され、「疲弊しつつある第一次産業への効果的な応用が徐々に始まっている」と述べられました。
続いて、株式会社アビーはCAS冷凍技術で地方から全国への流通販路を開拓しつつあり、その一例として「隠岐島に獲れたての生ガキや白イカを凍結する工場を設立したことで、UターンやIターン者が増え、短い期間に1割以上も人口が増加した」「新しい雇用の創設は地方の活性化を促し、その結果日本も救う」と述べられました。
最後に、「CASを使った新鮮な流通網は、地方の高齢者や若年者にも雇用の場を提供でき、その地方の高齢者や若年者の雇用の活性化は、その地域社会全体の活性化に繋がり、ひいては日本の活性化に大いに寄与していく」と述べられました。
地方の過疎化が問題となっている昨今、大和田氏の楽しくかつ有益な話しに、聴講者は日本を元気にする企業が東葛にあることを知り、非常に充実した時間を過ごすことができました。

挨拶する成相教授
挨拶する成相教授
司会の佐藤氏
司会の佐藤氏
講演する大和田氏
講演する大和田氏
講演する大和田氏
講演する大和田氏
満員の会場
満員の会場
質問に答える大和田氏
質問に答える大和田氏
最後まで熱心に聴講
最後まで熱心に聴講
質問に答える大和田氏
質問に答える大和田氏