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教育・研究
2013.09.20|最終更新日:2020.07.24|

「開かれた学びの場」をめざして

 9月8日(日)~9月10日(火)、2泊3日にして、2013年度「黒須ゼミ合宿」が開催されました。

 2000年度よりはじまった黒須ゼミでは、卒業論文執筆指導、3年生の麗陵祭での公開討論会準備等の意味で、「毎年恒例行事」となっております。しかし、今年度の合宿は、何と、指導教員である、黒須里美教授が急きょアメリカに出張することになりました。卒論の執筆、討論会テーマの作成等、指導教員の不在では、ゼミの実施自体が危ぶまれましたが、そこで発揮されたのが、黒須教授とこれまでのゼミ生たちとが13年間培ってきた歴史と先輩・後輩同士の固い結束力で、見事、ゼミ生独自で合宿を企画・開催しました。

 今年度の合宿は(先生が不在の中でも、自分たちの手で創り上げる)”Creativity” というテーマを掲げ、初日には、OBの先輩達による「会議のすすめ方ワークショップ」、「(討論会のための)『場づくり』ワークショップ」が実施され、「第12回 麗陵祭 黒須ゼミ討論会」の企画、準備、当日の心得など、ワークショップでの体験学習を通し、討論会準備への足がかりをつかみました。

 また、ゼミ長の土田悠子さん(英語・英米文化専攻4年)による、これから就職活動がはじまる3年生へ向けて、3年生の“就活”を始めた時期から、内定を勝ち取るまでの苦悩や、工夫したことなどの体験に基づいた「就職活動講座」では、応援に駆けつけてくれた現役社会人の先輩たち4名からのアドバイスもあり、これから就職活動がはじまる3年生から、「リクルートスーツの着こなし方」から、「自分に合った企業の探し方」など、様々な質問が飛び交う程の大盛況でした。

  「学生が自ら積極的に学問を追及する姿」には、むしろ応援にかけつけた卒業生の方が励まされ、勇気づけられたのではないかと思います。 
応援にかけつけた卒業生からも、「黒須ゼミへの気持ちが、卒業してなお、より一層深くなった気がします。これってスゴイことですね!また時間作ってゼミ訪問したい!」(英語学科2010年度卒業生)というメッセージが寄せられました。

 黒須ゼミでは、「開かれたゼミ」をモットーに、家族社会学における、今日的な話題を学園祭の公開討論会、また、ご父母様はじめ、ゼミに関心のある方々をお招きした「卒業論文口頭発表会」も実施されております。
学生自らが企画し、創り上げ、卒業後も、先輩たちが後輩たちを激励し、その姿を見た後輩たちが、卒業後に「先輩たちからしてもらった感謝」を後輩たちに返す。黒須ゼミには「よき伝統」が卒業生から、現役生に継承されています。

 今後、黒須ゼミのような「開かれた学びの場」で麗澤大学中が一杯になったら!? 
そんな可能性を秘めたゼミ生たちの姿を見ると、自然と胸がわくわくしてまいりました。

< 以下、黒須ゼミの取り組みに関するリンクの一部です。是非、ご覧ください。>
2011年度 ホームカミングデイ公開討論会
2012年度 卒業論文公開口頭発表会