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教育・研究
2015.06.12|最終更新日:2020.07.31|

千葉県立成田国際高等学校において成瀬教授が1年生全員を対象に講演

▲IMG_8230平成27年6月8日(月)、千葉県立成田国際高等学校(渡邉信治校長)において、本学国際交流・国際協力専攻の成瀬猛教授が1年生全員(326名)を対象に講演を行いました。テーマは、「グローバル化の光と陰-日本の命運をかけた2020年に向けて、グローバル人材になってください!―」。

渡邉校長の開会挨拶は英語でした

渡邉校長の開会挨拶は英語でした

同校は、国が推進するスーパー・グローバル・ハイスクール(SGH)に今年度新たに選定され、この事業を推進する一環で、外部専門家第1号として成瀬教授を招聘したもの。平成4年に改組により現在の「国際」を校名とし、千葉県内でもグローバル教育への取り組みは先進的でしたが、今回SGHに選定されたことにより、さらに洗練された教育が展開されるものと期待されます。同校が取り組むSGHは、「成田発!2020年に向けてアジアとの共生を担うグローバル・リーダーの育成」をテーマに掲げ、生徒それぞれが自ら課題を発見・設定し、グループワークを中心に課題研究を進めるという実践的な取り組み。また、同校には国際科が3クラス置かれていますが、SGHは普通科も含めた全校で取り組むことも特徴です。
成瀬教授の講演は、「50年後の世界をグッドシナリオとバッドシナリオで想像してみよう」という問いかけからスタート。人口や環境問題等の具体例をテーマとしましたが、4名の生徒が自らの考えを表明。その後、成瀬教授自身のこれまでの海外経験や麗澤大学でのPBL(Project Based Learning)への取り組み等を紹介しつつ、こらからのグローバル社会では、世界中の情報が瞬時に行き渡るため、溢れる情報の中で正しい判断をするためには、世界の状況を正確に知っておくことが必要であることを力説。会場を埋めた高校生たちは真剣に聞き入っていました。

今井教頭が成瀬教授の紹介

今井教頭が成瀬教授の紹介

いきなりの課題―みんな真剣に考えています。

いきなりの課題―みんな真剣に考えています。

講演終了後、質疑の時間が設けられましたが、最初は躊躇していた生徒たちも、質疑が進むにつれて積極的に手が挙がるようになり、生徒たちの問題意識が高まったことが実感できたようでした。

今後は、グループに分かれた課題学習が進められますが、本学にも留学生にファシリテーターとしての協力が依頼されており、成瀬教授からは連携大学として、PBL型学習のノウハウや成果に関して、学生同士の交流や合同シンポジウムの実施等、可能な協力を惜しまない旨の表明がなされ、講演を終了しました。