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2016.01.26|最終更新日:2020.08.05|

平成27年度第2回留学事前セミナーを開催

1月23日(土)、この春(2~3月)に留学や海外研修に出発する学生を対象に「留学事前セミナー」が開催されました。参加対象者は69名で、長期留学予定者(25名)と短期留学・研修予定者(44名)が海外に赴くために必要な心構えや注意すべきことを再認識しました。

セミナーの最初に「危機管理について」と題し、国際交流センターの柳原主任よりお話がありました。

「危機管理について」柳原主任

「危機」とは、海外留学中に起こる、命・財産・健康や尊厳を脅かすような事態のことを指します。報道にあるように海外では様々な事件・事故が起こり、日本人が巻き込まれるケースも多々あります。危機を避けるために周到な事前準備に基づいて注意深く行動し、万一危機に遭遇してしまった時に適切な行動をとれるように準備することの大切さを再認識することができました。
お話の最後に「渡航先の風俗・習慣等を尊重する気持ちを持つこと」「自分の身は自分で守る」「問題に直面したら、そこから学び、自分自身の成長につなげる」ことが強調され、終了しました。

参加した学生からは、「安全に対する意識をしっかり持とうと思った」、「安全面の情報など、とても参考になった」、「自分では気がつかないことが多々あり、気持ちがさらに引き締まった」、「日本とは違うところがたくさんあると思うので、気をつけていきたい」といった声が寄せられました。

次に、経済学部 山下美樹 准教授より、「留学目的の確認 ~あなたにとっての「留学」とは?」と題し、留学目的を再確認しながら、異文化間コミュニケーションに関するお話がありました。山下先生のアメリカでのご経験もとに失敗談やユーモアを交えてお話していただき、またいろいろな国・地域の習慣等もご紹介いただき、学生達には興味深いお話となりました。

経済学部 山下 准教授

参加学生の意見を聞きながら

「異文化ストレスとうまくつきあう方法」吉原カウンセラー「異文化ストレスとうまくつきあう方法」吉原カウンセラー

最後に、学生相談センターの吉原 啓カウンセラーより「異文化ストレスとうまくつきあう方法」というテーマでお話がありました。「"カルチャー・ショック"は特別なものではなく、誰もが経験しうること。むしろ上手に向き合うことのほうが大切です」と話され、この他にも帰国後に感じる「逆カルチャー・ショック」のお話もあり、日本に帰国してからのことも考えるいい機会となりました。

全体の感想として、「留学への意識をよりしっかり持つことができた」「留学生活への不安が薄まりました」、「目的や目標などを考えながら生活したい」、「留学に行く前にきちんと準備したい」といった声が集まりました。

海外での経験は学生生活のなかで、大きな思い出となります。しかし、海外で出逢うのは良い事ばかりとも限りません。留学経験を通して、様々な事柄を肯定的に受け止め、母国と留学先から見えてくる自分を知るきっかけにしてもらいたいと願っています