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学生生活
2016.05.24

カンボジア国際協力団体 Plas+の活動報告会のご案内

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 2014年4月26日に国際交流・国際協力専攻(以降、IEC)の6名の学生が立ち上げたカンボジア国際協力団体Plas+。Plas+という団体名は“Present love to all students.”の頭文字を取ったもので、“私たちが関わる全ての子どもたちに愛をもって接したい”という意味があります。

 そんな彼らのこれまでの活動についての報告会が、下記日程で開催されます。現地へ訪問し“出前講義”を行った様子や国際協力にご興味のある方、彼らが実際どういった活動を行っているのか興味がある方等、皆さんのご参加をお待ちしております。

【日時】5月30日(月)18:30~19:30
【場所】校舎あすなろ2階 I-Lounge

<Plas+のメンバーのこれまでの活動概略>執筆:森田 遼太郎

 はじめに、Plas+とは2014年4月26日にIEC専攻6名の学生(現在3年生)で立ち上げたカンボジア国際協力団体です。Plas+という団体名は“Present love to all students.”の頭文字を取ったもので、“私たちが関わる全ての子どもたちに愛をもって接したい”という意味を持っています。結成のきっかけになったのは、『僕たちは世界を変えることができない』という1本の映画です。これは、医大生4人が150万円を貯めてカンボジアに小学校を建てるというノンフィクション映画です。この映画のように、私たちにも何かできることがあるのではないかと集まり、動き出しました。その中で私たちPlas+はカンボジアの初等教育の向上とカンボジアの良さを日本で伝えるということを目標にこれまで活動してきました。そしてついに今年から、IEC専攻1年生の新メンバーが4名加わり、現在は10名で活動しています。

カンボジア1(地球ひろば)

私たちの1年目の活動は、まだ誰もカンボジアに行ったことがなかったため、実際にカンボジアがどのようなところか分かりませんでした。ですから、結成から半年の間は、カンボジアについて知る為に調べ学習を行なったり、東京都市ヶ谷にあるJICA地球ひろばを訪れたりしました。しかし、国内だけでカンボジアについて調べ、適した活動を考え出すには限界があったので、結成から約1年後の2015年2月に、第1回目の現地調査としてメンバー全員でカンボジアを訪れることを決意しました。渡航までの活動は主に、現地のNGO・NPO団体の活動を調査し、その中で見学可能な所にアポイントメントを取り、準備に取り組みました。

 第1回目のカンボジア研修は、初めてカンボジアを訪れた為、全てが新鮮且つ刺激的で発見も多くありました。しかし、現地に行けば何かやりたいことや学生の私たちにもできることが見つかる、というわけではないことを痛感するものとなりました。 

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2年目の私たちの活動は「自主企画ゼミ」という自主的に行なう授業として継続させました。授業時間やその他の時間を使い、カンボジアに関する学びとして“インタビューリレー”を始めました。これは、カンボジアの専門家やNGO・NPO団体の方、その他カンボジアに関わりのある方々にインタビューをし、その方に次のインタビュー相手を紹介してもらうというものです。2年時の成果物として14人分のインタビューをまとめた本を作成し、その方々から学んだことを参考に“出前授業”を考案しました。

 最後に、今回2016年3月に行なった2回目の研修では、一般財団法人麗澤海外開発協会(以下、RODA)がカンボジアに3校の小学校を建設したことを知り、関係の継続ということにも注目して、RODAが建設した学校にて“出前授業”を行ないました。3校の小学校で出前授業を行なうために私たちは、観光都市シェムリアップから車で約2時間の位置にあるコンポントム州の街に滞在しました。しかしながら、それでさえ3校とも車で約6時間の移動が必要な農村部にありました。けれども、移動に時間がかかった反面、昨年のカンボジア研修より農村部を広範囲で見ることができ、それをもって観光都市を見直すことができました。

 今回、実施する報告会は私たちが現地で行なってきた“出前授業”の様子やニーズ調査、今後の活動についてお話する予定です。お時間がありましたら是非足を運んで下さい。お待ちしております。

参考:活動報告書 外部リンク 

  『僕たちは世界を変えることができない』 外部リンク