【イベント開催報告】ダライ・ラマ法王14世 麗澤大学にて名誉博士号授与、記念講演会を実施
2018.11.19

平成30年11月19日(月)にダライ・ラマ法王14世(以下、法王)が来校し、麗澤大学名誉博士号授与式を執り行いました。

授与式に先立ち、中山学長から名誉博士号授与に至る経緯を以下のようにご紹介しました。(一部抜粋)

『麗澤大学名誉博士規程には「名誉博士の称号は、本学の建学の精神に則り、学術・文化の向上、国家・社会の発展及び人類の安心・平和・幸福の実現に顕著な貢献をした者に授与する」と明示されております。法王は、まさに本学の名誉博士授与にふさわしい世界の指導者として、平成30年10月12日の麗澤大学名誉博士選考委員会の選考結果に基づき、大学院委員会および協議会の議をへて、満場一致の承認のもと、学長がこれを決定いたしましたことをご報告いたします』。

<全文は学長室ウェブサイトからご確認いただけます>

この授与式には麗澤中学・高等学校の生徒・関係者、麗澤大学の学生・関係者、モラロジー研究所関係者の約1700名が参加しました。

授与式後には法王からの記念講演会も開催しました。講演テーマは「慈悲心は世界平和の源~日本の高等教育への期待~」とし、60分間ご講演いただきました。講演は全て英語で行なわれ、法王は「世界に約70億人いる人間は皆、同じ立場にいると考えている。本日は日本の皆様、特に若い方々とこうして交流できることをとても嬉しく思っている」と始め、「人間の本質は愛と慈悲心である。怒りという感情は人間の役に立たない悪しき感情。愛や優しさは人と人を結びつける」「今の教育は物質志向、モノを追い求めがちではないか。普通の教育の中に優しさ、つまりモラルを教えることをもっと取り入れるべきだ」などご講演いただきました。

その後の質疑応答ではたくさんの中高生・大学生からの質問に一つひとつ丁寧にお答えいただきました。「法王は悩んだとき、どうしますか」という質問には「一度離れて、広い視野でその悩みを考えます。視野が狭いと苦しくなるが、広い視野からその悩みを振り返ると、意外と小さなことで悩んでいたのだと思えたりするものです」とお答えいただきました。また「日本食で好きなものはなんですか」という問いには「うどん。あとはお米。日本のお米は本当においしい」と答えるなど、温かい笑いの絶えない雰囲気の中、幕を閉じました。

法王はどんなときにも参加者一人ひとりに目を合わせるように振る舞われており、また目が合えば楽しそうに笑いアイコンタクトをとるなど、笑顔あふれるお姿がとても印象的でした。

また、中山学長からのご挨拶にもありましたとおり、すでに法王は、平和、非暴力、異なる宗教間の相互理解、人類が抱える世界的な問題に対する普遍的な責任と慈悲心の重要性を訴えるために、世界の50を超える国々を歴訪され、世界23大学からの名誉博士号を含め多くの賞を受賞されていらっしゃいます。ただ日本では麗澤大学が法王に名誉博士号を授与する最初の大学となりました。法王に名誉博士号を授与する機会が訪れましたことは、本学にとってまことに喜ばしく誇らしい慶事となりました。

開催の様子は下記にも掲載されておりますので、ぜひご覧ください。

ダライ・ラマ法王14世 公式ウェブサイト

HIS HOLINESS THE 14TH DALAI LAMA OF TIBET

お迎えする様子

ご入場の様子

1700名が参加しました

廣池理事長挨拶

中山学長挨拶

名誉博士号授与

左から、廣池理事長、ダライ・ラマ法王、中山学長

一人ひとりの参加者に目を合わせるご様子

質疑応答のご様子

ゲンカイツツジを植樹いただきました

植樹後に記念撮影