【開催報告】第7回高校教員のための道徳教育講座を開催
2019.10.15

 10月5日(土)第7回高校教員のための道徳教育講座を開催いたしました。

 この講座は、千葉県立高等学校における道徳の必修化に伴い、平成24年度に、高等学校が主催する道徳教育に関する研修会へ講師を派遣し、参加者からの「道徳とは何か」「どのように教えたら良いのか」という疑問に応えるため、平成25年度から本学主催で開催し今年度は7回目となります。

 今回の講座では千葉県立浦安南高等学校の大串彰宏教諭、茨城県立下妻第二高等学校の木村順子教諭による各校の実践報告と本学大学院学校教育研究科の鈴木明雄准教授の講義およびワークショップを行いました。

 大串彰宏教諭からは、生徒の実態を踏まえた題材選びの必要性、道徳的葛藤場面を設定した授業展開において、いかにして「自分ごと」として考える機会にできるか、また、グループごとで意見をまとめて「納得解」を構築するかについて、授業実践の具体例を参照しながら報告がなされました。

 木村順子教諭からは、学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育と題して、これまでの赴任校でのそれぞれの実態に沿った具体的な展開の事例を紹介し、道徳教育がクラス運営にもたらす価値について、部活動、家庭、進路指導などの連携の重要性について、生徒間および生徒と教員間の信頼関係の構築について報告がなされました。

 鈴木明雄准教授は、「道徳化の多様な指導と評価の実際」をテーマに講演を行った。講演では、学力だけではなくWell-Beingを求める教育への転換が進められる中で、道徳科の指導と評価はどうあるべきかを多数の資料を参照しながら解説されました。

 講演後に、「あるレジ打ちの女性」という教材を取り上げて学習指導案を作成するワークショップを開催し、参加者は4人ずつのグループに分かれて各自が作成した学習指導案をもとに話し合いを行いました。

 受講者は熱心に聴講、ワークショップを行っており、アンケート結果からも満足度の高い有意義な講座となりました。

 

宮下道徳教育推進室長による開会挨拶

講演の様子