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2019.11.22|最終更新日:2020.07.24|

【開催報告】中山理特任教授が市川市と名古屋市で講演

 中山理特任教授が、2019年11月9日、市川市南行徳地区社会福祉協議会、市川市立福栄中学校、福栄小学校、南新浜小学校、塩浜学園が主催する福祉講演会で、「人生100年の時代を楽しむ学びとは」というテーマで講演を行いました。この講演会には地域の住民の方々、自治会、当該学校の保護者などが多数参加し、私たちが豊かな人生を送るにはどのような学びが大切か、自分の「知的座標軸」を見つけて一生好奇心をもって学び続けるにはどのようにすればよいかなど、新しい学びのヒントが紹介されました。ユーモアにあふれる内容と話しぶりで、会場は終始和やかな雰囲気に包まれ、講演後、聴衆の方々の何人かが主催者側を訪れるなど、好評を博しました。

 また2019年11月13日には、一般財団法人日本道経会・名古屋支部主催の経済講演会で「これからの企業の永続と『幸せ』(well-being)の経営」と題し、企業経営者や社員の方々を対象に、これからの第四次産業革命の時代における新しい経営の在り方について講演をしました。名古屋銀行協会の会場はほぼ満席の盛況でした。現在、少子高齢化の時代を迎え、いかに生産性を上げるかが議論されていますが、それだけでなく企業で働く人たちの幸せを実現することが大切です。

 本学創立者、廣池千九郎博士は、人生のプライオリティーをどこにおけば幸せになるのかを学問的に研究し、自ら道徳的経営の在り方も指導しました。廣池が引用する「天爵修めて人爵これに従う」(『孟子』告子上篇)という箴言は、天から与えられた爵位である品性(真の学問・知識に基づく)の完成を目指すほうが、人から与えられた爵位である名誉・利益・社会的地位などを追求するよりも「幸福感」(well-being)が長続きすることを示した教えでもあると締めくくりました。

ユーモラスに語る中山教授

講演を聞き入る参加者の皆様(市川市)

満員の会場(名古屋市)