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2019.11.26|最終更新日:2020.07.24|

ポートランド州立大学Celine Fitzmaurice先生が異文化コミュニケーションについて特別講義

講義をするCeline Fitzmaurice先生

 11月20日(水)ifloor のPresentation Terraceにて、経済学部 山下美樹准教授の授業「INTERCULTURAL COMMUNICATION」で、ポートランド州立大学のCeline Fitzmaurice先生が特別講義を行いました。

 海外からの特別聴講生も出席し、ドイツ、フィンランド、マレーシア、チベット、インドネシアなど履修者は多国籍で、この授業そのものが異文化コミュニケーションの実践の場です。

 Celine先生は、異文化コミュニケーションのなかで、「聴く」ことにフォーカスをし、“We have two ears and one tongue so that we would listen more and talk less.”(Diogenes of Sinope, GREEK PHILOSOPHER)を紹介し、いくつかのワークを行いました。

 まず異文化間で会話をするときに、「どんなことに気をとめているか」、「話し手にとって話しやすい、聞き手の態度とは」等について意見を出し合いました。

 多くの参加学生からは、聞き手にアイコンタクトやうなずきがあると、話し手は安心して話ができるという意見が出ました。また文化によっては、腕組みや足を組む態度は、心を閉ざしているようで話にくいと感じるという意見や、反対に、相手に気持ちを許しリラックスして話を聴いていると感じるといった意見も上がりました。

 次に、事前に用意された数十枚の写真の中から、自分の異文化コミュニケーション体験をイメージする写真を選び、ペアになった2人が交互に3分ずつ自分の経験を語りました。その後、クラス全員でワークや授業を通じての気づきの共有をしました。

 参加者からは、「楽しくて時間が過ぎるのを忘れてしまうほどだった」、「授業後もドイツ人学生と授業で得た気づきについて話し合った」という意見がありました。また、Presentation Terrace の環境は、アクティブラーニングに非常に向いており、その効果も上がります。今後もアクティブラーニングが、このスペースで開かれることを期待します。

次々に意見を述べる学生

自身の自身の異文化体験のイメージ写真を選ぶ