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2025.08.21

麗澤大学と滋賀県高島市 包括連携に関する協定を締結

 本学と滋賀県高島市(市長 : 今城克啓 )は、相互に協力し合いながら人的・物的資源を有効に活用し、連携協力のもと、人材の育成、教育および文化の振興、地域創生に資する取組を行い、地域社会に貢献することを目的に「地域活性化に関する包括連携協定」を、2025723日に締結いたしました。麗澤大学が自治体と連携を結ぶのは、今回で12例目となります。

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徳永学長(左)と今城市長(右)


 本学は、学生が自ら動き、課題解決に取り組んでいく「麗澤・地域連携学習」に取り組んでおり、その一環として、廃校となった旧広瀬小学校で「三方よし×SDGsの廃校再生プロジェクト」(担当 国際学部教授・黒須里美)を令和3年11月から始めました。
 このプロジェクトでは、旧広瀬小学校(現在は淡海湖西生涯学習センター)が地域に開かれた交流の場となるよう、学生が自らアイディアを出し合い、イベント「カラフル・パワフル・ひろせフル」の企画・運営を行い、これまでに3度開催しました。旧広瀬小学校の卒業生や地域の方々が"学校"という空間を懐かしみ、楽しみながら交流を行う場づくりを積極的に行っています。
 この活動が、滋賀県高島市より「地域資源を活かし、地域の活性化を図るもの」と評価され、今後もさらなる地域活性化を図るため、「地域活性化に関する包括連携協定」を締結させていただく運びとなりました。

【主な連携内容】
■人材の育成に関する事項
■教育および文化の振興に関すること
■地域創生とまちづくりに関すること
■その他、前条に掲げる目的を達成するために必要なこと 

【滋賀県高島市 今城克啓市長 コメント】
 高島市は琵琶湖の源流地域と言われ、西側は山陰地方まで深い森に囲まれ、琵琶湖の浄化装置とも言われています。三方山に囲まれ琵琶湖にも面している高島市は小宇宙のような場所です。
 一方、人の流れは都会に一極集中している状況にあり、若い人が減っています。この自然豊かな高島市に若い方に戻って来て欲しい。そして、ここでの豊かな暮らしが、これからの新しい時代のモデルになるのではないかと考えています。そのためには、若い大学生の力が必要であり、今回の協定を元に一緒に地域づくりをしていきたいと思っています。

【麗澤大学 徳永澄憲学長 コメント】
 これからの時代は、地域と大学が連携して、共に未来を切り拓いていくことがますます重要になります。この協定を通じて、高島市の皆様とともに新たな価値を創出し、地域の活性化に貢献できるよう、麗澤大学としても全力で取り組んでまいります。また、締結式後、学生から「カラフル・パワフル・ひろせフル」の目的とこれまでの活動紹介、今年度のイベント予定について紹介しました。続いて、河野洋教授率いるYohゼミが作成している「高島マップ」の紹介がなされ、高島市役所の方々を交えた「高島マップについての意見交換」をグループワーク形式で実施し、大いに盛り上がりました。その後、学生たちは安曇川中学校、安曇川高校、びわ湖高島観光協会、Takashima Baseなども訪問し、活動紹介や意見交換を積極的に行いました。今後の活動の広がりと協力関係の一層の発展が大いに期待されます。

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麗澤大学側 調印式出席者(左より河野教授、徳永学長、今城市長、黒須教授)


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グループワークの様子