お知らせ
【開催報告】スポーツデータサイエンスカンファレンス2025を開催
麗澤大学は10月1日(水)、本学キャンパスにおいて「スポーツデータサイエンスカンファレンス2025」を開催しました。本カンファレンスは、スポーツデータサイエンス研究センターと地域連携センターの共催により実施されたもので、スポーツビジネスに関心を持つ全学部・全学年の学生を対象としています。当日は40名を超える学生が参加し、スポーツ業界の最前線で活躍する講師の方々から直接学ぶ貴重な機会となりました。
第一部では、株式会社オークベストフィットネス代表取締役の山形一利氏を講師に迎え、「地域と共に育むスポーツキャリアの未来」というテーマでご講演をいただきました。山形氏は、地域スポーツや文化の現状を踏まえながら、健康づくり産業の可能性、そして将来のスポーツキャリア人材に求められる力について具体的な事例を交えてお話しくださいました。学生たちは、自らのキャリア形成を地域との関わりの中で考えるきっかけを得ることができました。
続いて、ロジスティード株式会社 陸上部コーチ(スカウト担当)の平野進氏による「スカウトの目に留まる人材とは」と題した講演が行われました。良い陸上選手を見抜くためのポイントは、主として姿勢やフォーム、そして体幹であると解説してくださいました。また、ジュニアからトップ選手に至るまで、選手として成功するために必要な要素は「考え方」×「熱意」×「能力」であることをお伝えいただき、プロ選手を目指す参加者にとって大変有意義なお話となりました。
第三部では、株式会社Invictus Sports(関彰商事)の早津寛史氏が「科学と現場をつなぐスポーツコーチング」というテーマで登壇されました。早津氏は、スポーツアナリティクスによってデータを計測し、そのデータを基に指導へとつなげる最先端の取り組みを紹介してくださいました。科学やデータ分析を活用することで、選手の成長を可視化し、現在のスキルを客観的に把握することが可能になることを学生たちは学び、データサイエンスの新しい可能性を実感しました。
最後には、各講師から出題された〇×形式のサバイバルクイズが行われました。学生たちは楽しみながら知識を深めることができ、すべての問題に正解した参加者には豪華な景品が贈られるなど、大いに盛り上がりを見せました。
今回のカンファレンスでは、現場で活躍する講師の方々から直接お話を伺うことで、学生たちはスポーツビジネスの最前線やデータサイエンスの活用方法について理解を深めることができました。さまざまな視点からの講義を通じて、スポーツを取り巻く幅広い分野に触れ、自らのキャリアを考えるきっかけとなる貴重な学びの時間となりました。
麗澤大学では、今回の学びを今後の教育活動に反映させ、スポーツビジネスの分野で活躍できる人材の育成を一層推進してまいります。