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2017.07.28|最終更新日:2020.07.24|

留学事前セミナーを開催しました!

7月22日(土)、この夏に留学や海外研修に出発する学生を対象に「留学事前セミナー」が開催されました。参加者は187名で、長期留学予定者(92名)と短期留学・研修予定者(95名)が渡航するために必要な心構えや注意すべきことを再認識しました。

セミナーは2部構成となっており、第1部では「危機管理について」と題し、国際交流センターの片山大輔 主任より説明がありました。「危機」とは、海外留学中に起こる、命・財産・健康や尊厳を脅かすような事態のことを指します。報道にあるように海外では様々な事件・事故が起こり、自分の身は自分で守らねばなりません。片山主任は留学中のSNSの使用についても触れ、「災害時の連絡手段という点では非常に有効なツールであり、また留学中の様子が良く分かり教職員も安心する材料にはなるが、同時に“誰でも見られる”、ということを気に留めていてください。把握されてしまうという危険性もある、という認識をもって情報公開をしましょう」と注意喚起しました。

 学生からは、「大使館の連絡先までは調べようと思っていなかったので、教えてもらってよかった」「一度留学したことがあり、知っていることがたくさんあったが、危機感を忘れていたのでためになった」「予想外の事態が起こった時に備え、連絡先をきちんと纏めておこうと思った」といった声が聞かれました。

第2部には、経済学部 山下美樹 准教授より、「留学目的の確認 ~あなたにとっての『留学』とは?~」と題し、留学ワークシートを使いながら留学目的を再確認し、異文化コミュニケーションに関するお話がありました。「自分がなぜ留学に行きたいのか、紙に書くことで再度確認することができた」「一つの考えにとらわれず、発想の転換が大事だと知った」「これをきっかけに日記を書こうと思った」などと感想が寄せられました。

最後に学生相談センターの吉原啓 カウンセラーより「異文化ストレスとうまくつきあう方法」というテーマでお話がありました。自分のストレスを知り、その対処法を知ることで上手に向き合うことができることを参加者同士理解しました。「“瞑想”は良いストレス解消になりそうなので試したい」「ストレス・コーピングの例を見て、そういう考え方もあるのかと思った」「ストレスは成長するための材料」といったコメントが寄せられました。

 

海外での経験は学生生活のみならず、人生においても大きな思い出となります。しかし、海外で出逢うのは良い事ばかりとは限りません。海外生活を通して、様々な事柄を肯定的に受け止め、母国と留学先の文化の違いで見えてくる自分を知るきっかけにしてもらいたいと思っています。

実り多き留学を Bon Voyage!