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2018.03.14|最終更新日:2020.07.30|

平成29年度 麗澤大学学位記授与式・別科日本語研修課程修了式を挙行

3月14日(水)、本学第二体育館にて、平成29年度「学位記授与式・別科日本語研修課程修了式」を挙行しました。

式場の様子

はじめに中山理学長より、博士の学位取得者2名、修士22名、学士487名(外国語学部277名、経済学部210名)に学位記が、別科日本語研修課程修了生46名に修了証書が授与されました。

学位記授与

続いて大学院、学部、別科生の「成績優秀賞」5名、公益財団法人モラロジー研究所の基金で創設された「廣池千九郎奨励賞」5名、「千葉県知事賞」1名、更に「千葉県私立大学短期大学協会会長賞」1名の受賞が公表されました。

中山学長は告辞で、「私たちは日々常に努力を怠ることなく、一歩一歩地道に歩み続けることによって人間として成長してゆきます。常に変化に対応しながらも、いつも麗澤スピリッツを奮い立たせ、様々な恩恵に報いる心、相手を思いやる心、お蔭様でという感謝の心、そして他者に貢献する心を忘れなければ、きっとこれからの人生で、生きていることの素晴らしさと喜びを心から味わう時熟的瞬間が訪れることでしょう。これから皆さんの行う努力が、その時はたとえ一つの点としか思えなくとも、後になって振り返れば、ちょうど水滴が集まった七色の虹のように美しく輝いて見える瞬間が訪れることを心からお祈りいたします。」と、これから社会に出る学生に向けて言葉を贈りました。 告辞全文はこちらよりご覧いただけます。

中山学長告辞

続いて、廣池幹堂理事長が祝辞を述べ、その後、卒業生代表として経済学部経済学科のデットジェンス・マルテさんが力強く答辞を読み上げました。

廣池理事長祝辞 答辞

答辞 経済学部経済学科 デットジェンス・マルテ ※一部抜粋

「本日、早春のこの良き日に私たちは麗澤大学を卒業します。廣池理事長、中山学長をはじめ、教職員の皆様、ご来賓の皆様、本日は卒業していく私たちのために素晴らしい式典を催して頂き、誠にありがとうございます。また、数多くの卒業生の中で留学生の私に卒業生を代表する機会を与えてくださり、大変光栄で御座います。重ねて御礼申し上げます。

およそ6年前、当時麗澤大学に留学していた友達に連れられて来たことがきっかけで初めて訪れました。当時まだ日本語も今ほどは話せなかったにも関わらず、国際交流の場 'I Lounge' に足を踏み入れると、職員も日本人学生も留学生も皆がとても暖かい心で迎えてくれました。美しい木々や花、広々とした芝生の自然豊かなキャンパス。特別に授業に参加させてくださる寛大な教授に出会えたり、学生たちの優しさが嬉しく、私は麗澤大学のことがますます好きになりました。課外活動も豊富で、それまで経験した中で一番落ち着いて勉強に集中し、有意義な大学生活が送れる場所が見つかったと感じ、麗澤大学に入学するという夢が生まれました。

私の両親はすでに他界しているため、私にとって大学生活の最初の2年間は常に経済的な苦労の連続でした。私の悩みを聞き相談に乗って下さった教職員の皆様には、改めて深く感謝を申し上げたいと思います。麗澤大学だからこそ心から真剣に助けて下さる方々に出会えたと感じますし、そうでなければ途中で諦めていたかもしれません。3年次より奨学金を得て経済的に楽になり、勉強により集中できるようになりました。

私は大学生活を通じて人生の三つの重要なレッスンを習いました。一つ目は、夢を持つということ。二つ目は、決して諦めないことの大切さ。そして三つ目は、人生では誰も一人ではないということ。

人生はどれほど暗くて辛いと感じても、叶えたい夢を心に持ち、応援して下さる人々のことを忘れず、そして諦めずに挑戦し続ければ、どんなに暗いトンネルの向こうにも明るい陽射しが待っています。 たとえ人生のハードルにぶつかっても、そこで諦めなければ、必ず成功すると信じています。成功の形は人それぞれで、それはたとえ最初に想像していた通りではなくても、一歩一歩進めばきっとより良い明日に繋がります。

大学時代を振り返れば、全ての卒業生の皆様がそれぞれ人間として必ず成長したことと思います。どのような背景があっても、私達はそれぞれの悩みを乗り越え、責任感を持って課題を達成し、子供から大人になったのではないかと思います。

私はこの春から大学院に進学します。麗澤大学での経験と人々の支えがあったからこそ、新たな夢を持つことができたと感じています。日本人であっても留学生であっても、私たち卒業生一同にとって麗澤大学が心の故郷になったことに変わりはありません。私たちはこれからもずっと麗澤ファミリーの一員です。

最後は卒業生一同を代表し、私たちが麗澤大学時代で得た良い経験を大切にし、一生忘れないと誓います。4年間のご指導とご支援に、心から感謝の気持ちを申し上げます。ありがとうございました。」



午後は会場を学生食堂ひいらぎに移し、「卒業・修了記念パーティ」を開催しました。パーティでは、卒業生・在学生のスピーチ、卒業記念品の贈呈などが行われました。卒業生有志による企画・運営で、アカペラサークルやダブルダッチサークル"ReiB"によるパフォーマンスなどの送別イベントで会場が盛り上がりました。

パーティ終了後も、卒業生が恩師や友人たちと別れを惜しみ、お互いにこれからの活躍を期待し合う姿がたくさん見受けられ、麗澤の"絆の深さ"を改めて実感する一日となりました。