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2018.10.19|最終更新日:2020.07.29|

【開催報告】国際交流・国際協力(IEC)専攻開設10周年記念イベント「ブートキャンプ2018」が開催されました

10月13日(土)午後、麗澤大学「かえで」校舎1503教室において、国際交流・国際協力専攻(以下IEC専攻)開設10周年を記念するイベント「ブートキャンプ2018」が開催されました。ご来賓、卒業生、在学生を含め、あわせて76名が参加しました。

「ブートキャンプ」は、IEC専攻の上級生が主として1年生を対象にして自分たちの課外活動の成果を発表するための活動報告イベントとして2015年にスタートしたものです。例年は6月に実施していますが、今年度は、専攻開設10周年イベントとして開催されました。また、今年は、麗澤大学を設立した初代学長廣池千英先生の没後50周年にあたるため、卒業生の組織である麗澤校友会が進めている「国際的日本人たれ!」プロジェクトとの共催となりました。

専攻コーディネータの開会の挨拶、中山学長の挨拶に続いて、オープニング映像が流さました。今風の楽曲に乗って懐かしい映像が流れると会場の卒業生からは「懐かしい」という声が聞こえました。

ブートキャンプは、在学生のPBL(Project Based Learning)学習の活動報告をメインとした第1部と、卒業生がファシリテータとパネリストを務める会場参加型のパネルトークで構成される第2部から構成されました。

第1部では、在学生のPBL学習の成果報告として6つの団体がスライドを使って自分たちの団体の成り立ちや現在の活動の様子などを紹介しました。個人では、文部科学省主催の「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」に参加した櫻井翔太(IEC3年生)と山口紗都美さん(IEC4年生)が、それぞれフィリピンにおける活動、ボスニアへツェゴビナにおける活動を報告しました。

廣池千英初代学長は、ことあるごとに「国際的日本人たれ!」と学生たちによびかけていたと伝えられています。初代学長が大事にしていた精神は、現在の学生たちに脈々と受け継がれているようです。

Be a Bridge!の発表の様子

卒業生のパネルトーク

第1部で発表した団体は、以下の通りです。

ASPIRE(アスパイアー:国連アカデミック・インパクトの下に位置づけられる学生団体)

秦健太(IEC専攻3年)・長尾遼太郎(IEC専攻1年)

Be a Bridge !(ネパール衛生啓発活動)

山田留梨子(IEC専攻2年)・本間愛由(IEC専攻1年)

平泉研究会(世界遺産平泉を外国人に発信する自主企画ゼミナール)

関根直己(ドイツ語・ドイツ文化専攻3年)・大豆生田豊(IEC専攻3年)

Japanesia(ミクロネシア環境教育活動)

櫻井翔太(IEC専攻3年)・池田将太(英語コミュニケーション専攻2年)・山崎結愛(英語コミュニケーション専攻3年)

プアン(タイで支援活動を続ける団体)

中村文美(IEC専攻3年)・齋藤海璃(IEC専攻1年)

麗澤大学国際協力団体Plas+(カンボジア教育支援活動)

佐藤透(IEC専攻2年)・小泉栞莉(IEC専攻2年)

◆「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」参加報告

第2部では、卒業生5名が登壇し、自分たちの在籍時よりも活動が海外でいくつも展開されていることに感嘆するとともに、自分たちが蒔いた種が後輩たちの手によって順調に育っていることに感慨深げに話をしていました。また、IEC専攻で学んだことが現在の仕事に役立っていること、かけがえのない友人に出会えたこと、後輩の活躍ぶりに刺激を受けたことなど、いろいろな感想が語られました。最後は、ヨネスク・マグダレーナ助教の閉会の挨拶で幕を閉じました。

「ブートキャンプ」の終了後、IEC専攻卒業生の同窓会が開かれるキャンパスプラザのレストラン「まんりょう」に参加者らは移動しました。仕事を終えて都内から駆け付ける卒業生も何人かいました。同窓会には、40名を超える卒業生が集まりました。

IEC専攻の立ち上げの時期から教鞭をとってこられた竹原茂名誉教授、JICAご出身の成瀬元教授、心理学がご専門の水野修次郎元教授(現・立正大学特任教授)らが、当時の思い出を語られ、あるいは、現在関わっている仕事の話をされました。また、それぞれ叱咤激励のありがたいメッセージが卒業したOBOGらに送られました。IEC専攻コーディネータによる中締めの挨拶と「一本締め」をもって会はお開きとなりました。

集合写真