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2019.11.01|最終更新日:2020.07.27|

AI・ビジネス研究センター教育ワークショップを開催

 2019年10月27日、麗澤大学AI・ビジネス研究センターでは、経済学部に2020年度から設置されるAI・ビジネス専攻の担当教員が中心となり、富士通クラウドテクノロジー株式会社様をはじめとするテック企業や東京大学の研究者らにも参加いただき、産学連携で、カリキュラム開発のためのワークショップを開催しました。AI・ビジネス研究センターの活動としては、国際的に活躍するビッグデータ解析の第一人者らとの共同研究だけでなく、文科系の大学生をも含むデータサイエンス・ビッグデータ解析に関する教育プログラムの開発を行っています。ここで開発される予定のカリキュラムは、社会人向け教育、または中高生を対象とした教育にまで応用できるものを目指しています。また、産学が連携することで、学生の就職という出口を具体的に想定できるということを強く意識しています。

 本ワークショップでは、センター長である清水千弘特任教授から、AI・ビジネス研究センターが育てる人材像と併せて、教育目的の確認、カリキュラムを作るにあたっての方針が示されました。教育は、入学してくる学生に対して、出口に向かって知識だけでなく、行動にも変容をもたらすための行為であること、そのためには学生が各科目の学修を通じてどのような変化を起こすことができるのか、そのような変化を起こすためには、具体的にどのような能力を植え付けていくことが必要なのかといったことを、第一に考えることの指示が出されました。

 つぎに「統計学」「機械学習」「AIビジネス」の3グループに別れ、それぞれでシラバス作成を行いました。各グループには企業の方々が参加しており、「ビジネスパーソンに必要なAIスキルは何か」「どんなことを学修した学生であれば自社に採用したいか」という視点からの議論が活発に行われました。

 カリキュラム開発のためのワークショップは、今回で3回目となります。本ワークショップの成果は2020年度より開設されるAI・ビジネス専攻のカリキュラムに反映されます。また、社会人向け教育プログラムの提供も予定されています。