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ニュースリリース
2018.08.06|最終更新日:2020.07.30|

麗澤大学×石垣市 包括的連携協定 ~求められる真の観光人材育成に向けたインターンシップと人材交流~

 本学は、 2017年2月に石垣市と包括的連携協定を締結し、 人材の育成に関する連携、 教育及び文化の振興に関する連携、 観光、 まちづくりに関する連携、 地域の国際化に関する連携の4点を掲げ活動を進めています。 また、 沖縄県立八重山商工高等学校とも高大連携協定を同時期に提携し、 高校生と大学生が観光というフィールドで協働できる素地を作りました。
 今夏は、 この2つの協定に基づき、 以下のよう、 広く様々な分野において活動を行います。 インターンシップは今年で3年目、 7回目となり、 インバウンド観光の実情や地域社会の持続的発展について実地体験を通して学びます。

1.ホテルでのインターンシップ
 1)「南の美ら花ホテルミヤヒラ」でのインターンシップ
  日程:8月4日~8月末(一部学生のみ9月9日まで)日本人4名(男子2名、 女子2名)

 2)「グランヴィリオリゾート石垣島グランヴィリオガーデン」でのインターンシップ
  日程:8月4日~8月末(一部学生のみ9月8日まで)日本人5名(全員女子)
   *うち1名の学生は昨年の夏に続き2回目のインターンシップとなります。

2.【高大連携】沖縄県立八重山商工高等学校(観光コース)との交流での交流授業
 日程:9月10日(月)、 11日(火)
 内容:高大連携授業を予定しており、 麗澤大学教員2名、 本学大学院学生1名(中国からの留学生)、 学部生5名が高校生との交流授業に参加します。

3. 千葉ロッテスタジアム開催「石垣島スペシャルナイター」へのボランティア参加
 日程:9月6日(木)
 内容:石垣市・(一社)石垣市観光交流協会のご協力のもと、 本学学生も参加し、 千葉県での石垣市の魅力発信をサポートする。

4.学生の自主活動
 日程:9月8日(土)~13日(木)
 内容:石垣島でのインターンシップ参加経験者が中心となって、 石垣を再訪問し、 自主的なプログラムを立案しながら八重山地方の自然や文化に関する造形を深める。 その中では石垣市特産品振興協同組合の協力を得て、 八重山そば店において八重山そばについての学習も行う。

5.大学祭で「八重山 地方 魅力」をPR
 日程:11月2日(金)~4日(日)
 内容:石垣島でのインターンシップ参加経験者が中心となり、 インターンシップでの経験、 実際に八重山地方への訪問・体験を通して学んだ内容を元に八重山地方の魅力をPRします。 高大連携協定校の八重山商工高校伝統芸能部生徒も来学し、 八重山地方の伝統芸能を披露する機会も設けます。


統括する山川 和彦 教授 の談話
 観光を学ぶのは現場に立つことが第一、 それもできるだけ長くその土地にいて、 地域の人たちと感覚を共有することが重要だと考えています。 ホテルで実習するだけではなく、 石垣ではどのような問題が起きているのか、 島の日常生活はどうなのかなど、 肌感覚を養うことが、 地域に根差したインターンシップには求められていると思います。 石垣の風景が、 学生の心に中の原風景のひとつになることを期待して、 この活動を行っています。

【統括教員について】
 山川 和彦(やまかわ かずひこ)
 外国語学部教授。 日本言語政策学会会長。 応筑波大学大学院修士課程地域研究科修了。 研究テーマは「訪日外国人と観光」「言語政策(ヨーロッパの民族集団)」「観光地における言語政策」。 主な著書に「南チロル―自治獲得から地域的結束へ―」綾部恒夫監修、 原聖・庄司博史編『講座 世界の先住民族 ファースト・ピープルズの現在(第6巻ヨーロッパ)』明石書店2005.07)などがある。

参考  
「石垣市および沖縄県立八重山商工高等学校との高大連携協定の経緯」
 石垣市との関係は、 2014年に外国語学部山川和彦教授らが石垣市観光文化課を訪問し、 文部科学省科学研究費に採択された「観光地における多言語・多文化接遇に関する研究」において、 クルーズ船による台湾人旅行者の接遇、 観光人材育成に関する調査を実施したことにさかのぼります。 2015年2月から学生の長期休業期間に石垣島でのインターンシップを行ってきました。 継続的なインターンシップ実施も期待しながら2017年に包括的連携協定を締結しました。

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