お知らせ

教育・研究
2021.12.08

【開催報告】「教育実習事前学習第3回」を開催

2021年1127日、3名の先生方をお招きし「教育実習事前学習第3回」を開催しました。

柏市教育委員会教育部指導課 蜂巣桂先生から「教育実習に向けて -英語を通じて子供たちを育てるー」をテーマに、英語による授業実践と以下について講話をしていただきました。

  1. 英語授業
  2. 教授法と教材研究
  3. 生徒の「主体的・対話的で深い学び」を実現するために
  4. 見通しをもった授業づくり



柏市教育委員会指導課 玉川康博先生からは「授業づくりの視点」をテーマに、社会科による授業実践と以下について講話をいただきました。

  1. 教育実習の心構え
  2. 「対話」とは
  3. 「問い」の工夫
  4. 社会科授業



モラロジー道徳教育財団 大久保俊輝先生より「モラロジー道徳教育」をテーマに、以下以下について講話をしていただきました。

  1. あいさつの意味
  2. 思い切って・楽しく
  3. 実践紹介



参加者は、教育実習を来年に控えた3年生を中心とした教員志望者です。蜂巣先生と玉川先生の授業実践を熱心に聞いていました。また、大久保先生の講義に熱心に聞き入り、講演の最中には活発に意見が交換されました。多くの学生から質疑応答があり、とても有意義な事前学習となりました。

蜂巣①.JPG
講義風景

 以下、講話終了後の参加者からの感想を一部抜粋いたします。

柏市教育委員会教育部指導課 蜂巣桂 先生の講話について

 「英語は何の役に立つのか?」「勉強は何のためにするのか?」これは誰もが疑問に思う問いだと思います。私も中学生の時にこの疑問を抱きました。今回の講演で、生徒が主体的に学習に取り組み、自ら考え、知識を合わせて表現する、今、生徒に求められる能力が育成できる授業を経験しました。この講演を通して考えたことは「学びとは人生の選択肢を広げ、可能性を広げるものである」ということです。今後これが実現できる授業を作っていこうと思います。

(外国語学部3年 女子)

柏市教育委員会指導課 玉川康博 先生の講話について

 お話を聞き、教員という仕事への向き合い方や子どもの興味に焦点を当てた授業づくりについて学びました。教員はブラックだという視点が持たれている一方で、職場の充実さや教員が感じる喜び、目的意識を実際の視点から学ぶことができたため、教員を志す目標をより一層明確化することができました。また、子どもたちに「気付かせる」ための授業実践には様々な仕掛けがあり、我々が見習うべき観点やプロセスが多く盛り込まれていると感じました。私は子どもたちと向き合う喜びや苦労をかみしめ、「自分にとっての教員」という問いに胸を張って答えられるような研究と努力の日々を送っていきたいです。

(外国語学部2年 男子)

モラロジー道徳教育財団 大久保俊輝 先生の講話について

 特別講義から得た気づきを2点に分けてまとめます。1点目は社会人として必要な礼儀についてです。特に挨拶はそれ1つで人間性を判断する基準になることから日常的に言葉遣いや姿勢を意識して行動することが重要であると学びました。2点目は失敗の重要さです。失敗によって挫折するのではなくその失敗から何を得たのか、どう活かしていくことができるのかを考えて実践していくことで失敗ではなく成長への糧とすることができることを学びました。

(外国語学部3年 男子)