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教育・研究
2024.08.09

【開催報告】サントリーホールディングス副会長 鳥井信吾氏による特別講義 

 717日(水)に経営学部 近藤明人 教授(経営学部長)が担当する「経営学概論B」の授業にて、サントリーホールディングス代表取締役副会長の鳥井信吾様を講師として迎え、特別講義「サントリーと鳥井信治郎の考え」を開催しました。鳥井様は、サントリーホールディングス(株)において、ウイスキーの味わいを最終的に決定する3代目マスターブレンダーを務めてらっしゃいます。また大阪商工会議所の会頭も務めていらっしゃいます。

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 「経営学概論B」の授業は、経営学をはじめて学ぶ学生が講義を通して、"経営"あるいは"経営学"とは何かということを、身近な企業の経営やニュース等で話題になっているビジネスモデルなどの事例を活用し、学びを深めることを目的としています。講義の中で私たちに普段馴染みある商品名が数多く出てきた他に、創業時から今日に至るサントリーの歩みを講義を通して学ぶことが出来たので、学生にとって大変貴重な機会だったと思います。

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 創業から今日に至るまでの歴史、戦時下の誰もが厳しい状況であっても苦しんでいる人を見捨てず、炊き出しを行うなどスピード感を持った行動をされたエピソードを例に、創業者である鳥井信治郎氏の人柄や5つの考えや企業家精神についてお話いただきました。また有名な「やってみなはれ」のフレーズにあるように、創業者の挑戦的な姿勢についても触れられ、今日におけるサントリーの成功の背景が窺えました

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特別講義を受けて - 近藤明人 経営学部長より -

 鳥井副会長様のご講義は、サントリーの歴史とともに、創業者・鳥井信治郎氏の教えや経営理念を深く理解する貴重な機会となりました。学生たちは、鳥井信治郎氏のアントレプレナーシップ、すなわち挑戦する精神と革新の重要性について学び、多くの刺激を受けたことでしょう。また、伝統を守りながらも常に革新に取り組む姿勢が、今日のサントリーの成功に繋がっていることを知り、感銘を受けました。

 特に、サントリーがグローバル企業として国際市場での活動を展開し、国際的な視野でビジネスを進めている点は、グローバルビジネスや国際性に力を入れている本学経営学部の学生にとって非常に有益でした。鳥井様が共有してくださった実践的な知見と哲学は、未来のビジネスリーダーを目指す学生たちにとって、これからの学びと成長に大きな影響を与えるものと確信しております。
 
 さらに、麗澤大学の教育理念である『知徳一体』の精神を体現する講義内容は、学生たちが知識だけでなく人間性や倫理観をも養うことの重要性を再確認する機会ともなりました。この場をお借りして、鳥井副会長様に心より感謝申し上げます。