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教育・研究
2025.04.15

新専攻が始動!国際学部 国際社会・国際情報(ISI)専攻の新入生が校外研修を実施

 入学式直後の44日(金)に、国際学部 国際社会・国際情報(ISI)専攻1年生25名が、スタートアップセミナーの一環で校外研修を行いました。ISI専攻は20254月に新設された専攻で、今年度入学生が1期生です。

 今回の研修では、東京にある日本外国特派員協会(FCCJ)と産業経済新聞社の東京本社を訪問しました。FCCJではシンガポールの新聞社の特派員にご講演いただき、特派員の視点から見た最近の国際情勢や、SNS時代における「プロのジャーナリスト」のあり方について熱く語っていただきました。学生と教員から「誰でもニュースを発信できる時代の記者の意義とは?」「トランプ政権の関税引き上げによって、シンガポールはアメリカ以外の国との関係を強化するのか?」「シンガポールは地理的にはマレーシアに近いのに、なぜ中国系の人が多いのか?」「来日前と来日後で、対中認識は変化したか?」「英語はどのように学ぶのがいいのか?」等の質問が相次ぎ、国際報道の現場について興味・関心を高めることができました。

 産経新聞社では実際に紙面を作成している編集局を見学し、論説副委員長のご講演ではアメリカを中心とした国際情勢をご紹介いただきました。こちらでも、「トランプ後の世界をトランプはどのように描いているのか?」「日本に課された関税の25パーセントの数字の根拠は何か?」「自動車と鉄鋼業界以外の業界への影響は?」等の質問があがりました。講演は「国際情勢を読むには、国際ニュースだけでなく、他の分野のニュースも幅広く読むことを大切にしてほしい」とのメッセージで締めくくられ、国際政治をこれから学修する上で、様々な知識の習得が必要なことを学びました。

 学生は入学してわずか3日目でありながら積極的に学ぼうとする姿勢を見せ、訪問先の皆様から、驚きとともに、今後の学びに対して大きなエールを頂戴しました。

 ISI専攻は、国際社会の現代的な諸問題を、国際関係や安全保障の理論、国際関係史・外交史・国際法などの専門的知識を枠組みに発見・分析し、幅広い教養と情報分析の手法を習得することで、問題解決をする力を身につける専攻です。今回の校外研修を出発点として、これから4年間の学びを積み重ねていきます。

  • isi_kenshu_1.jpg 日本外国特派員協会(FCCJ)での研修の様子
  • isi_kenshu_2.jpg産経新聞社東京本社での研修の様子
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産経新聞社では「号外」のお土産をいただきました!