お知らせ
【学生の活躍】自主活動PBL「タイに行きたい会」が交流活動を実施
外国語学部ドイツ語・ヨーロッパ専攻4年次生の小林みりあさん、加藤亜美さん、国際学部国際交流・国際協力(IEC)専攻3年次生の和氣めぐみさん、穂積南緒さん、吉田アンジェさんが、8月28日~9月4日タイ・バンコク、チェンマイを訪問し、交流・学習活動を行いました。
はじめにバンコク郊外にあるサーイパンヤーランシット校(生徒数約2000人)を訪問し、日本語を専攻する高校2年生と交流活動を行ないました。当日は東京都立芝商業高校と麗澤大学の高大連携高校である北海道ニセコ高校の生徒・教員、沖縄県立八重山商工高校の教員が参加しました。日本の南北の高校が参加したこともあり、民族衣装をまとった高校生による歓迎の舞が行なわれました。その後は「自分の好きなもの紹介」等をテーマにグループ討論や、高校の学食体験などをしました。高校生が明るく積極的に日本語を話す姿に、言葉や文化を学ぶ純粋な気持ちに感激すると同時に、英語以外に日本語を学ぶ学生が多いことに驚きもありました。日本語専攻の小山宏一先生ほかみなさまには大変お世話になりました。
高校訪問後は、バンコク日本博を見学しに行きました。この展示会では、日本の観光地、企業や教育機関が出展し、日本の魅力を五感で体験してもらうことができるようにブースが作られています。私たちが訪問したときにも多くのタイ人の方がそれらを楽しんでいる様子を見ることができました。
大都会のバンコクでは、東京を遙かに超える大規模な商業施設がある一方で、灼熱の路上で販売する人たち。その格差に驚きました。

バンコクに続いてチェンマイを訪問しました。
まずホシハナ・リゾートというホテルに宿泊しました。ここは隣接する孤児院「バーンロムサイ」の支援を目的として運営されているホテルで、小林聡美主演の映画「プール」のロケ地にもなったところです。宿泊体験をしながら、環境に配慮した施設の意味を考え、ホテル周辺で清掃活動も実施しました。また、このホテルではミャンマーのシャン族の方々も働かれており、シャン族の料理を食することで、越境する人たちの課題を考えることができました。孤児施設はもともとHIVに母子感染した孤児の引き受けから始まったそうです。ここは日本人が代表を務める孤児施設で、子どもたちが安心して生活できる環境づくりに加え、自立支援のための縫製場もあります。滞在中は支配人の遠田健太郎さんにご案内いただきました。
さらに、自然豊かな環境でモンテッソーリ教育を実践する「Baan Maerim Montessori」を訪問しました。ここも日本人の方が開園した保育園です。子どもたちが自発的に学び合い、3言語(タイ語・日本語・英語)で活発に交流する姿を目の当たりにし、多言語環境における学びの広がりを体感しました。子供たちにみらいを創造している宮原三保子先生ほかみなさんありがとう
チェンマイでは、麗澤大学の提携大学であるパヤップ大学の協力を得て活動しました。学生によるタイ語授業では、日常生活や観光で活用できる表現を教わりました。グループごとにシチュエーションを設定して実際に会話を試みるシーンもあり、言語を学ぶ楽しさと国際交流の価値を改めて感じる機会となりました。パヤップ大学鈴木満里先生ほか学生の皆さん、ありがとうございました。
この企画はタイと40年以上にわたって交流のある山川和彦特任教授が交流をしている先生方や支援している団体の協力の下に実現したものです。観光では体験できない多くの体験をすることができました。
保育園での交流活動
パヤップ大学との交流授業
孤児院「バーンロムサイ」にて
チェンマイではゴミ拾いを行いました