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教育・研究
2025.10.17

【開催案内】「 精神障害を抱える人の視点から考えるインクルーシブな防災」

 本学では、精神障害のある人々の災害時の経験を通じて「誰も取り残さない防災」について考えるイベント「精神障害を抱える人の視点から考えるインクルーシブな防災」を2025年11月6日(木)に開催いたします。

 団体が取り組んできたインタビュー調査から明らかになった東日本大震災や熊本地震での当事者の経験をふまえ、避難のむずかしさや支援の途切れなどの課題を共有し、安心して暮らせる地域づくりにつながる工夫などをお伝えします。当日は、団体が取り組むプロジェクトの紹介に加え、啓発のために制作された映像資料もご覧いただきます。ともに学び、これからの地域共生社会づくりを考える時間になれば幸いです。

 本企画は、自主企画ゼミナール※「障害とコミュニケーション」(担当教員:国際学部 合﨑京子准教授)の一環として行われます。同ゼミでは、障害と社会の関係に関心を持つ学生が、福祉施設訪問や交流活動などを通して、障害のある方や支援者が抱える課題を理解し、より包摂的な社会のあり方を多角的に探究しています。

 精神障害のある人たちが災害のときに直面した体験や声をもとに、「誰もとり残さないインクルーシブ防災」を一緒に考えてみませんか?

※自主企画ゼミナールとは、学生が学びたいテーマを見つけ、学生が自ら指導を受ける教員を選び、何をどのように学習していくか
について、該当教員の助言を受けながら決定し、学習計画を立て、その計画に従って進めていくゼミナール制度です。

精神障害を抱える人の視点から考えるインクルーシブな防災」イベント概要

  • ■日時:2025年11月6日(木)15:00~16:30
        ※入場自由・申込不要。当日直接会場へお越しください。
    ■会場:麗澤大学 校舎「さつき」iArena
        (277-8686 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1
        アクセスはこちら
    ■内容:被災当事者の体験をまとめたインタビュー調査の結果報告 
        啓発のために制作された映像資料の上映
        地域共生社会づくりを考えるクロストーク
    ■主催:麗澤大学 自主企画ゼミナール「障害とコミュニケーション」
        (担当教員:国際学部 准教授 合﨑 京子)

    ■協力:一般社団法人 精神障害当事者会ポルケ、白井市

  • 精神障害防災 イベント チラシ (A4)_page-0001.jpgチラシはこちらからもご覧いただけます

【登壇者紹介】

  • 山田 悠平(やまだ ゆうへい)氏 
    一般社団法人 精神障害当事者会ポルケ 代表理事

    統合失調症の当事者。自身の入院経験から当事者活動を開始。近年は国立精神・神経医療研究センターと連携し、「精神障害 × 防災」をテーマにした当事者主導型研究に取り組む。

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  • 相良 真央(さがら まお) 氏 
    一般社団法人精神障害当事者会ポルケ 理事

    1983年宮崎県生まれ。中学時代から精神科通院を続け、拒食症、発達障害、線維筋痛症などの診断を受ける。2011年より当事者活動を開始し、2015年に熊本市で発達障害当事者団体を設立。熊本地震では被災者支援や居場所運営などを行い、2021年よりポルケ理事として活動中。

  • 相良真央氏.jpg

【クロストーク登壇予定者】

・麗澤大学 工学部 教授 鈴木 高宏 氏
・有限会社Nikko レ・アーリ相談支援事業所 鈴木 一基 氏
・麗澤大学 学生代表 ほか