お知らせ
【学生の活躍】柏レイソルインターンシップ体験報告
プロサッカークラブで学ぶスポーツビジネスの最前線
麗澤大学経営学部スポーツビジネス専攻の学生4名が、2025年8月19日から9月2日の10日間、プロサッカークラブである柏レイソル(株式会社日立柏レイソル)でのインターンシップに参加しました。このインターンシップを通じて、学生たちは単なる理論知識の習得にとどまらず、以下のような成長を遂げました。
- 実践的なスポーツビジネス知識の習得 - 教科書には載っていない、実際のクラブ運営の工夫や課題解決のプロセスを学びました。
- プロフェッショナルな姿勢の形成 - プロスポーツクラブの一員として働く責任感と緊張感を経験し、社会人に求められる基本的な姿勢を身につけました。
- キャリア形成への視点 - スポーツ産業の多様な職種を理解し、自らのキャリアパスについて具体的に考える機会を得ました。
- チームワークとコミュニケーション能力の向上 - 異なるバックグラウンドを持つ専門家たちと協働する中で、コミュニケーション能力とチームワークスキルを大きく向上させました。
インターンシップ概要
参加学生
北田彩乃さん(経営学科スポーツビジネス専攻2年次生)
若江愛さん(経営学科スポーツビジネス専攻2年次生)
松本亜敏さん(経営学科スポーツビジネス専攻3年次生)
高橋莉杏さん(国際学科日本学・国際コミュニケーション(JIC)専攻2年次生)
実施期間と内容
期間:2025年8月19日(火)~9月2日(火)※実働10日間
1. 業務理解 - 社長講話と各部門の業務概要説明
2. 業務体験 - マーケティング部、広報部、運営部、ホームタウン推進部の業務を経験
3. 試合当日対応 - 2試合の試合当日業務に参加
4. 企画立案 - 試合当日ブースイベント企画の検討と立案
5.体験報告会 - インターンシップから学んだことや課題、成果等を最終日に発表
インターンシップの目的と学習成果
目的
本インターンシップは、スポーツビジネスに携わる人材として必要な「理論と知識」の習得と、「行動する力」「チームとして働く力」「相手を理解する力」を身につけることを目指しています。
学生たちが身につけた力
- 理解力・分析・実行力 - 実際のビジネス現場での意思決定プロセスを理解
- コミュニケーション力 - プロフェッショナルなチーム環境での協調作業
- 企画立案能力 - マーケティング視点に基づいたイベント企画の実践
- 現場適応力 - 試合当日の実際の運営業務を通じた実務経験
実習の主な活動
各部門での業務体験
マーケティング部門では、ファンサービス企画やイベント運営の手法を学習。実際のファンニーズをどのように把握し、満足度の高い企画を立案するのかを体験しました。広報部門では、メディア対応やSNS運用、プレスリリースなどの広報活動を通じて、クラブの情報発信戦略を理解。デジタル時代における効果的な広報手法を実践的に学びました。オペレーション部門では、スタジアム運営やチケット販売、来場者対応など、試合開催に必要な幅広い業務を経験。顧客サービスの重要性と、チームワークの大切さを実感しました。ホームタウン推進部門では、地域との連携事業や社会貢献活動などを学習。プロスポーツクラブが地域社会に果たす役割の重要性を認識しました。
試合当日の実践経験
インターン生たちは2試合の試合当日に、実際のイベント運営に参加。スタジアムに訪れた約4,000名の来場者対応や、ブースイベントの企画・運営を担当しました。選手サポートやサイン会の運営、子ども向けの参加型イベントなど、プロスポーツの舞台を支
える多彩な業務を経験することで、実践的なスポーツビジネス知識を習得しました。
体験報告会での発表
インターンシップ終了後の9月2日、学生たちは体験報告会で成果を発表しました。
個人発表
これらの学生は「インターンシップを通じて学んだこと」について、実習前に自身で設定した目標との比較、実習を通じて得られた学びポイント、今後の業務への活かし方について発表しました。学生たちからは、「プロスポーツの現場で初めて理解できた理論
」「チームで働く難しさと楽しさ」「ファンに対するサービスの大切さ」など、教室では学べない貴重な気づきが数多く述べられました。
グループ発表
学生たちが協力して企画した「試合当日ブースイベント」について、実際に来場者が参加したイベント内容、その成果、改善点などを詳細に報告しました。
柏レイソル様からのコメント
株式会社日立柏レイソル 森谷氏からは、次のようなコメントをいただきました。
4名のインターン生には、10日間という限られた期間ではありますが、柏レイソルのスポーツビジネスに触れていただき、何か得たものが少しでもあれば幸いです。昨日の報告会では、一人一人が素晴らしい発表をしていただき、非常に活発な質疑応答もあり、大変有意義な報告会となりました。
インターンシップ参加学生からの感想
北田綾乃さん
将来、
若江愛さん
このインターンシップを通して、普段観戦している試合やスタジアムがどのように成り立ち、大切になさっているかを実際に体験し、学ぶことができました。ここで得た学びは大きな財産であり、忘れられない貴重な経験となりました。積極的に行動する力や必要な技術など、多くのことを吸収できました。応援してきたクラブでの体験だからこそ、納得や疑問を直接確かめられる環境を大切にし、10日間を有意義に過ごした。今後はこの経験を糧に、残りの大学生活を精進していきたいです。
イベントの運営を外部委託している方々の動きを見て、将来企画を考える側になりたいと感じました。
松本亜敏さん
社員の皆さんに支えられながら、プロスポーツ組織で働くための実務的な感覚を身につけることができた、大変有意義な10日間でした。本インターンでは、レイソルのようなフロントスタッフが少ないクラブでは一人一人の主体性が求められることを強く実感しました。また、普段とは逆に自分が柏レイソルの一員としてサポーターの方々と交流した際には、不思議な感覚と同時に大きなやりがいを感じ、将来この分野で活躍したいという思いが一層強まりました。
高橋莉杏さん
私はこれまで一人のファンとして柏レイソルを応援してきましたが、インターンシップを通してクラブを支える方々の思いや、チーム全体で作り上げる温かい雰囲気に触れ、改めて柏レイソルという存在の大きさを実感しました。ホーム戦では、選手やファンだけでなく、本部の皆さんまでもが一体となって喜ぶ姿に感動し、日立台全体が一つにまとまっていることを強く感じました。好きなことを仕事にする喜びや、チーム全体で動くことの大切さを学び、ファンが柏レイソルを愛し続ける理由を心から理解できた最高の経験でした。















