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教育・研究
2025.11.16

【実施報告】柏レイソルとの教育連携

 麗澤大学経営学部スポーツビジネス専攻と柏レイソル(株式会社日立柏レイソル)は、2016年より教育連携協定を締結し、継続的にスポーツビジネス教育の充実に取り組んでまいりました。この協定に基づき、学生たちは実践的なスポーツビジネス学習の機会を得ており、理論と実践を統合した質の高い教育環境が実現されています。

 スポーツビジネスワークショップA(旧「スポーツPBL」)の実践

「スポーツビジネスワークショップA」(担当教員:井下准教授・明石准教授)は、麗澤大学の代表的なプロジェクト型学習科目であり、柏レイソルからのリアルなミッションに対して、学生たちが実際のビジネス課題に取り組む授業です。単なる座学ではなく、実践的な企画立案・分析・プレゼンテーション能力を養うことを目的としています。

 ワークショップの特徴

  • リアルなビジネス課題に取り組む - 柏レイソルから実際の経営課題やマーケティング戦略に関するミッションが提示されます
  • グループワークによる学習 - 学生たちは複数名のグループに分かれ、協力して企画を立案します
  • プロフェッショナルなプレゼンテーション - 完成した企画は柏レイソルのスタッフに対して正式にプレゼンされます
  • フィードバックと改善 - 企業からの専門的なコメントを受け、実践的な視点から企画の質を高めます

 2025年度の取り組み:新規ファン獲得戦略の企画提案

 2025年度のミッションは、「柏レイソルの新規ファン獲得のための企画立案」でした。スポーツビジネス専攻の学生たちが複数のグループに分かれ、それぞれ異なるアプローチから新規ファン獲得戦略を企画・分析し、柏レイソル様へのプレゼンテーションを実施しました。

 学生たちのアプローチ

 学生たちは、ターゲット分析、市場調査、デジタルマーケティング、地域連携など、複数の視点からファン獲得戦略を検討しました。以下は、主要な企画コンセプトの例です

  • 若年層への訴求 - SNS活用やデジタルコンテンツ制作による、Z世代への新規ファン獲得戦略
  • ファミリー層の開拓 - 家族で楽しめるスタジアム体験の提案と、子ども向けプログラムの企画
  • 地域コミュニティとの連携 - 近隣自治体や商店街との協働による、地域密着型ファン獲得
  • データ分析に基づくマーケティング - 現在のファン層の分析と、未開拓市場の特定
  • デジタル施策の強化 - ウェブサイトやアプリ、会員プログラムの改善提案

 今後への展望

 麗澤大学は、引き続き柏レイソルとの教育連携を深め、学生たちにより質の高い実践的学習環境を提供してまいります。インターンシップやワークショップなどの多面的なプログラムを通じて、理論と実践の統合を実現し、スポーツビジネス業界で即戦力となる人材の育成に取り組んでいくことをお約束いたします。

担当教員:経営学部 井下 佳織 准教授・大沼 博靖 教授