お知らせ
【開催報告】外国語学部ホスピタリティ科目「Advanced Hospitality Studies Ⅱ」全日本空輸株式会社現役客室乗務員による特別講義
2025年11月10日(月)、外国語学部の授業「Advanced Hospitality Studies Ⅱ」(担当:株式会社ANA総合研究所 山崎紀子先生)において、全日本空輸株式会社(ANA)の客室乗務職・藤田梨里花様をゲスト講師としてお迎えしました。
本授業は、ホスピタリティを体系的に学んできた学生が、社会で求められる人材としての自己理解と自己表現を深めることを目的に開講されています。今回はその一環として、実際にホスピタリティ業界で活躍する現役客室乗務員の方から、仕事の実際やキャリアについてお話しいただきました。
講義ではまず、客室乗務員の主な業務として「保安業務」「サービス業務」「マーケティング業務」の3つが紹介されました。藤田様は「中でも保安業務が最も重要であり、安全な空間づくりこそがすべての基盤になる」と語られ、お客様の安心を守るための細やかな配慮や日々の意識の大切さを伝えてくださいました。学生たちは、普段なかなか知ることのできない職務の実態に深く興味を示していました。
続いて、客室乗務員の一日の流れや1か月のスケジュールについても具体的にお話しいただきました。出発前のブリーフィングやプリフライトチェック、出発前準備など、フライト前後に行われる多くの業務について説明がありました。また、一日に複数便を担当する日もあれば、海外路線のフライトで現地に滞在する勤務もあるなど、多様な働き方についてリアルなエピソードを交えてお話しいただきました。
さらに、キャリアパスについても紹介があり、専門訓練を経て国内線・国際線のエコノミークラスからビジネスクラス、ファーストクラスへとステップアップしていく仕組みや、チームコーディネーター、クオリティーリーダーなど多様な役職があることを説明されました。
講義の後半には質疑応答の時間が設けられ、「チームで働く際に意識しているコミュニケーションの工夫は?」「CAとグランドスタッフの違いは?」「学生のうちにやっておいて良かったことは?」など、学生から多くの質問が寄せられました。藤田様はご自身の経験を交えながら、一つひとつ丁寧に回答され、学生たちにとって非常に実りある時間となりました。
今回の講義を通して、学生たちはCAの仕事の内容を知ると同時に、ホスピタリティを実際の現場でどう生かせばよいかを考えるきっかけになりました。藤田様、貴重なお話をありがとうございました。












