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教育・研究
2025.11.25
織田邦男特別教授が公益財団法人アパ日本再興財団主催 第18回「真の近現代史観」最優秀藤誠志賞を受賞
本学の織田邦男特別教授が執筆した論文「日本再生のヒントは自衛隊教育にあり」が、公益財団法人アパ日本再興財団主催 第18回「真の近現代史観」において、最優秀藤誠志賞を受賞しました。受賞作品は英訳され、世界に向けて発信される予定です。
本論文では、若者が将来の目標を持ちにくい今の社会について問題意識を示し、戦後教育の傾向として「公」ではなく「個」や「私」を重視してきた点に着目しています。その上で、約40年間にわたる自衛隊での経験をもとに、「自衛隊教育」を"公を意識する教育"として、日本再生の一つのヒントとして位置づけています。論文では、歴史や文化を大切にすること、仲間や家族を敬うこと、礼儀を重んじることなど、伝統的な価値観を見直す重要性についても述べています。また、国は一人ひとりの努力で支えられていることを学び、人や社会、国のために行動することでやりがいを感じ、それが自分の成長につながることにも触れています。
織田特別教授は、本学において「総合安全保障特論」の授業を担当しており、安全保障を多角的に考える力を育成する授業を展開しています。
織田邦男(おりた くにお)特別教授 プロフィール
1952年生まれ。防衛大学卒業後、1974年航空自衛隊入隊、1984年米国空軍大学、1989年 米空軍功労勲章受賞、1990年F4戦闘機飛行隊長、1992年スタンフォード大学客員研究員、1999年第6航空団司令などを経て、2005年空将、2009年に退官、2022年4月より麗澤大学特別教授、2022年瑞宝中綬章受賞、正論大賞受賞











