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【開催報告】竹原茂特別栄誉教授による記念講演「東南アジアと日本」
授与式は、国際学部「国際地域研究入門」(担当:堀内一史特別教授、廣池慶一副学長、田島忠篤客員教授)の授業内で執り行われ、その後、竹原特別栄誉教授による記念講演「東南アジアと日本」が行われました。
記念講演では、竹原特別栄誉教授が日本と深く関わるようになった背景から話が始まりました。2度目の日本留学中に母国ラオスで政変が起こり帰国が叶わなくなったこと、日本を留学先に選んだ理由や来日当初の経験、初代顧問として立ち上げた「タイ・スタディツアー」の活動内容など、学生にとって貴重な体験談が語られました。英語・フランス語・日本語・タイ語・ラオス語と5か国語を使いこなす竹原先生は、語学は世界を広げる力になるとし、学生にも積極的に学んでほしいと励ましました。また、学生が安心して途上国で研修できるようになる為の拠点となるよう「メーコックファーム(現・メーコック財団)」を開設した当時の思いにも触れられました。現在もタイ・スタディツアーでは同財団を訪れ、山岳民族の子供たちとのふれあいやボランティア活動を行っています。
講演の中で竹原特別栄誉教授は、「国際地域概要」を学ぶ学生には、地政学を理解し、世界の平和にどのように貢献できるのかを考えてほしいと述べられました。「世界の平和のために何をすべきか」「国連をどのように改善していくのか」「安保理の役割をどう理解するのか」といった問いを学生に投げかけ、近年の国際情勢に触れながら、日本がより積極的に国際社会で力を発揮する必要性を強調されました。その上で、若者には積極的に留学し、自らの目で世界を見る経験をしてほしいとも語りました。
質疑応答では、ベトナムからの留学生による「来日して苦労したことは何ですか」という質問に対し、文化の違いに苦労した経験を挙げる一方で、日本人の親切さや勤勉さに深い感銘を受けたと振り返りました。日本で学んだ良い点を母国に活かしてほしいというメッセージが学生に届けられました。
今回の記念講演は、竹原特別栄誉教授の長年にわたり積み重ねてこられたご経験に裏打ちされた国際協力への情熱と、学生への深い期待が込められた貴重な学びの時間となりました。












