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教育・研究
2026.02.12

【学生の活躍】工学部Yohゼミ 地域の記憶をつなぐ思い出マップ制作

工学部の学生から、フィールドワークのレポートが届きました。

今回は、麗澤大学工学部のセミナー授業の一つであるYohゼミによる、滋賀県高島市での取り組みをご紹介します。

第3回高島遠征思い出アナログマップ.png

工学部セミナーとは

麗澤大学工学部では、1年次から少人数ゼミナール授業があり、段階的に学びを深めていくことができます。

学年が進むにつれて、セミナーの内容はより実践的・専門的なものへと発展していきます。フィールドワークを重ねながら課題を発見し、キャンパスや地域が抱える本質的な社会課題の解決に向けて取り組むことが特徴です。

Yohゼミでの取り組み

ここからは、Yohゼミでの活動内容を紹介します。

私たちは2年次セミナーという授業で、河野 洋教授指導のもと、「高島思い出マップ」というプロジェクトに取り組みました。
※河野 洋教授は、学生から「Yoh先生」と呼ばれ親しまれています。
※主な研究分野はデジタル人文学です。

高島市は、滋賀県の琵琶湖西側に位置し、合併によって誕生した比較的広い地域です。

このプロジェクトでは、そんな高島市を舞台に「思い出マップ」の制作を行いました。

思い出マップとは、そして高島で行う目的

思い出マップとは、人々の記憶や体験をエピソードとともにWeb上のマップとして可視化する取り組みです。

観光地や名所を紹介する一般的な地図とは異なり、「よく通った場所」「印象に残っている風景」「大切な思い出がある場所」など、個人の経験や感情と結びついた場所を中心に収集し、マップ上に表示することを重視しています。

高島市での活動では、観光情報だけでは捉えきれない地域の暮らしや思い出を記録し、人の視点から地域の魅力を再発見することを目的としました。

現地でのフィールドワーク

12月には高島市を訪れ、現地でのフィールドワークを実施しました。

今回の遠征では、アナログ高島マップの作成・ワークショップ、地域の方へのインタビュー、ショート動画の撮影・制作を実施しました。

アナログマップと対話の時間

アナログマップ制作では、地図を囲みながら地域の方にお話を聞き、思い出の場所や印象に残っている風景を、その場で地図に書き込んでいきました。

観光地として知られていない場所であっても、話を聞いていくうちに、暮らしの中で大切にされてきた風景や出来事が次々と浮かび上がってきました。

インタビューでは、「なぜその場所が心に残っているのか」といった背景にも耳を傾けました。

何気ない道や建物にも、人との関わりや過去の出来事が重なり合い、それぞれに特別な意味があることを実感しました。

対話を重ねる中で、思い出を語ってもらう時間そのものが、自然な交流の場になっていたことも印象に残っています。

  • アナログマップ.JPG
  • インタビュー.jpg

「伝える」ためのショート動画

集めたエピソードや現地の雰囲気を伝えるため、ショート動画の撮影・制作にも挑戦しました。

短い映像の中で何を切り取るのかを考えることで、思い出を「記録する」だけでなく、「伝える」ことの難しさと面白さを感じることができました。

今回のフィールドワークを通して、思い出マップは完成した地図だけでなく、人と向き合い、話を聞き、ともに考えるプロセスそのものが大切な取り組みであると感じました。

yohゼミ (1).gif