お知らせ

教育・研究
2026.08.28

「令和8年度白井市スクールサミット」に津村幸治教授が参加

2026年8月20日(木)、白井市文化会館 なし坊ホールにて、「令和8年度白井市スクールサミット~わたしたちのウェルビーイング~」が開催され、本学工学部の津村幸治教授が参加しました。

本学と白井市は、2024年5月24日に包括連携に関する協定を締結しています。当日は津村教授がゼミ生の取り組みを紹介するとともに、児童・生徒による発表を講評しました。

スクールサミットは、白井市内の小・中学校の代表児童・生徒が一堂に会し、学習した内容や自分たちの生活、取り巻く環境について考え、より良くするための取り組みや提案を発表するものです。今年度は第6回の開催となり、市内の小学校9校、中学校5校の計14校が、午前・午後の2部に分かれて発表しました。

今回のテーマは「わたしたちのウェルビーイング」。児童・生徒たちは、自分や周囲の人々が幸せに暮らすためにできることを、学校や地域、社会など、それぞれの視点から考えました。

開会にあたり挨拶する笠井市長

身近な課題からウェルビーイングを考える

各校の発表では、防災や環境美化、食品ロス、地域の魅力向上、多世代交流、異文化理解など、幅広いテーマが取り上げられました。

校内に感謝の言葉を広げる「ありがとうボックス」や、日々の良かったことを葉の形をしたカードに書いて掲示する活動、学校や地域の美化活動など、身近な場所からウェルビーイングを高めようとする実践も紹介されました。

また、地域住民へのアンケートや現地調査、施設での体験などをもとに課題を分析し、グラフや地図を用いて発表する学校もありました。英語によるスピーチや討論形式を取り入れるなど、各校が趣向を凝らしたプレゼンテーションを行い、これまでの学びと自分たちの考えを堂々と伝えました。

工学の技術を生かした取り組みを紹介

午前・午後それぞれの児童・生徒による発表後には、津村教授が、ゼミ生と進めている研究について紹介しました。

午前の第1部では、「木跡~麗澤大学の植生マップ~」と題し、学生が開発した植生マップアプリを紹介しました。

このアプリは、スマートフォンのGPSやジャイロセンサーを利用し、キャンパス内にある植物の位置や情報を地図上で確認できるものです。現在は、樹木が密集した場所でもそれぞれの植物を分かりやすく表示できるよう、キャンパスの3Dマップ作成やAR機能の搭載に向けた開発を進めています。

津村教授は、動画から切り出した複数の画像をもとに3Dモデルを作成し、それらを結合して大きな3Dマップを構築する仕組みを、児童・生徒にも分かりやすく説明しました。

午後の第2部では、「樹形予測とARを用いた果樹園の最適剪定・収穫アシスト技術の開発」をテーマに、白井市の特産品である梨に関連したスマート農業の研究を紹介しました。

農業従事者の減少や担い手不足が課題となる中、津村教授のゼミでは、農作業に慣れていない人でも梨の剪定や収穫に取り組めるよう、ARを活用した作業支援システムの開発を進めています。

その開発では、カメラやドローンを使って梨園を撮影し、取得した画像から果樹園の3Dマップを作成します。将来的には樹木の成長を予測し、剪定する枝や収穫する果実をスマートグラスなどに表示する仕組みの実現を目指しています。

津村教授は、工学の技術を地域の課題解決に役立てる研究の意義や、学生が役割を分担しながら試行錯誤を重ねていることを伝えました。

児童・生徒の発表を講評

研究紹介に続き、津村教授は各校の発表を講評しました。

データやアンケートを活用して課題を分析した点、実際の体験や調査を提案につなげた点、身近な課題からすぐに実践できる行動を考えた点など、各校の発表で印象に残った内容を一つずつ振り返りました。

津村教授は、全体を通して非常にレベルの高い発表だったと評価。児童・生徒が地域や社会の課題について真剣に考える姿勢に感心したと述べ、今回の発表に自信を持ち、今後も活動を続けてほしいとエールを送りました。

麗澤大学は今後も、白井市との連携を通して、工学の知見を生かした地域課題の解決と、次世代を担う子どもたちの学びを支援してまいります。

  •          スマート農業の研究を紹介する津村教授

  •                講評の様子

公式LINE オープンキャンパス AIに質問